堂々とした花

2013-06-07 | 【樹木】ETC
 泰山木の文字は、左右対称。
 安定感がある。
 その白い花は大きい。
 肉厚感のある濃い白で、堂々としている。
 透明感や可憐さはない。
 それぞれの持ち味ということだね。

栗の木に鳥の巣

2013-06-04 | 【樹木】ETC
 窓の外の栗の木に、鳥の巣が見える。
 鳥が出入りしているが何か分からぬ。
 ヒヨドリかも知れぬ。
 もう何年前にそこに鳩の巣が出来た。
 その時は青大将が巣を襲った。
 青大将なら楽に登れる高さなのだ。
 果たして、巣の主は無事過ごせるか。

ほのかなる音

2013-06-03 | 【樹木】ETC
 昼となく、夜となく、時鳥の声を耳にする。
 ただ、頻度が減っているように思う。
 藤原定家の歌。
 「五月闇くらぶの山のほととぎすほのかなる音に似るものぞなき」
 時は過ぎる。
 窓の外の栗の木が花をつけていた。
 この時期でいいのだろうか。
 そう言えば、買い物をしていて、栗の花の蜂蜜を試食した。
 栗の花の臭いがした。
 「人によって敬遠されるんじゃないか」
 売り子に聞いてみた。 

「ラファエロ展」

2013-06-03 | 【断想】ETC
 上野の国立西洋美術館でのラファエロ展は、6月2日までだった。
 イタリアルネッサンス美術の著名な作家たちを生まれ年順に並べてみた。
 ボッティチェルリ(1444年頃)
 レオナルド(1452年)
 ミケランジェロ(1475年)
 ラファエロ(1483年)
 そうなのか、ラファエロが一番あとだったのかと思う。
 これらの作家の中で、美術作品としては、ミケランジェロのが、ダイナミックで一番魅力を感じる。

隠岐の岩牡蠣

2013-06-02 | 【断想】牡蠣
 オイスターのレストランへ。
 隠岐の岩牡蠣を食べた。
 もうすぐ、本格的な岩牡蠣シーズン。
 ロック・オイスター・フェスティバル開催とか。
 一昨年だったか、出雲の知り合いが隠岐の岩牡蠣をおくってくれた。
 凄く立派な牡蠣だった。
 自分で殻をあけて食べた。
 その時、殻のあけかたを知った。

「アルス・アマトリア」

2013-06-02 | 読書
 岩波文庫のオウィディウス著「恋愛指南(アルス・アマトリア)」沓掛良彦訳を読んだ。.2000年くらい前に作られた本だ。「愛の技法」ということで、要するに、主に女性との接し方が語られている。内容にも関心はあったが、もともとは訳者にひかれて手にした本である。
 目にとまった箇所を備忘のため写しておく。
【第一巻】
・女たちは芝居見物にやってくるのだが、自分たちの姿を人に見られるためにもやってくるのだ。(p.13)
・まずは、君のその心に確信を抱くことだ、あらゆる女はつかまえうるものだ、との。(p.22)
・嫌がっているのだと君が信じているかもしれない女も、その実それを望んでいるのだ。こっそりと楽しむ愛が男にとって心をそそるものであるように、女にとってもそうなのだ。(p.23)
・女の欲情はわれわれのそれよりも烈しく、いっそう狂乱の様相を帯びている。さればだ、それ、女という女はことごとく望んでいることを、つゆ疑ってはならぬぞ。またの女たちのうちで、君に向かって厭だと言い放つような女は一人だっていまい。身を許すにせよ許さぬにせよ、言い寄られることがうれしいのだ。(p.26~27) 
【第二巻】
・愛されたいのなら、愛されるにふさわしい人間になることだ。顔や容姿だけで、そうなれるものではない。(p.23)
・薔薇も、花びらを開いた百合の花いつまでも咲いているわけではない。薔薇にしても散ってしまえば、硬くなった棘が残るだけだ。美貌の若者よ、やがて君にも白髪がやってきて、しわも生じ、君のからだに畝を立てることだろう。いまこそ長続きする精神を築き上げ、それを美貌に加えるがいい。ひとり精神のみが、命果てて火葬に付されるまで持続するのだ。(p.59)
・とりわけ手だれの鷹揚さを見せつけて、心をとらえたまえ。(p.61)
・詩歌は褒められはするが、求められるのは立派な贈り物なのだ。金持ちだというだけで、異国の蛮人でさえも(女たちに)好かれるのだ。(p.68)
・たわむれの愛を楽しむがいい。ただし罪深い行為は、うまいこと細工して隠しておくように。(p.75)
・うまいこと隠していたことで、何か君のおこないがばれてしまったら、たとえそれがばれてしまったとしても、あくまでシラを切りとおすことだ。(p.76)
・すぐにも白いうなじに腕をまわして、泣いている女を君の胸に抱きしめてやらねばならぬ。泣いているさなかに彼女に接吻し、泣いているさなかに合いのいとなみのよろこびを与えてやるがいい。和解が生じるであろう。このやり方でしか怒りは解けるものではない。(p.79)
・共寝による和睦を求めるがいい。女はやさしくなるだろう。(p.79)
・愛する女の密通の場を押さえたりしてはならない。過ちはさせておくがいい、して、過ちを犯した女たちに、うまく騙しとおせたと思わせておくことだ。(p.85)
・女の欠点をあげつらうようなことは慎むがいい。(p.90)
・自分では羊毛(を紡ぐ仕事)のことばかり考えているうるおいのない女も、嫌いだ。(p.92)
【第三巻】
 第三巻は、女たちに向かって語られる。
 男にもてるための化粧、衣装・身だしなみ、所作、芸、教養・・・。また、ダメな男の見分け方。
・たやすくからだを許すようなことを言ってはいけない。といっても、男が強く求めるものを、にべもなく拒んだりしてもいけない。(p.124)
・耳をくすぐる甘い声、よろこびが洩らすささやきもやめてはならぬし、愛の楽しみの最中に淫らなことばを吐かないのもよくない。生まれつき不感症の女も、偽りのことばを吐いて甘いよろこびを装うがいい。(p.142)
 古今東西、男と女の関係の基本は変わらないなと思う。案外、まっとうなことが語られていた。

六月になって蛇

2013-06-01 | 【断想】蛇
 今年になって、野外ではじめて蛇を見た。
 程久保川を下流に向かってはっていた。
 例年もっと早い時期に蛇を見かける。
 最近、何人かに蛇を見かけたと聞いていた。
 近隣の神社前、それと渋谷の恵比寿路上にということ。
 蛇は現れていたが、私が見なかったということだ。
 ということは、私が野外を歩くことが少ないということか。