グラント・グリーン「マタドール:Matador」(1965 Blue Note)
〈パーソネル〉
グラント・グリーン:Grant Green(g)
マッコイ・タイナー:McCoy Tyner(p)
ボブ・クランショー:Bob Cranshaw(b)
エルヴィン・ジョーンズ:Elvin Jones(ds)
〈曲〉
1.MATADOR:マタドール
2.MY FAVORITE THINGS:マイ・フェイヴァリットシングス
3.GREEN JEANS:グリーン・ジーンズ
4.BEDOUIN:ベドウィン
5.WIVES AND LOVERS:ワイヴス・アンド・ラヴァーズ
5は、元のLP盤にはない。
アルバム名と演奏者の名前に惹かれて、聞いて見たいと思った。
「WIVES AND LOVERS」は、訳すとどうなるのだろうか。
Wivesは、Wifeの複数形だから、「妻達と愛人達」とでもなるのだろうか。
「BEDOUIN」は、アラブの遊牧民。
それに、「闘牛士」に「緑色のジーンズ」、選曲というか、曲名に、ひとつの傾向を感じる。
リラックス・スタイルと言うのかな。
それは、好ましい。
ミシェル・レリスの「闘牛技」(須藤哲生訳・現代思潮社)の冒頭。
さてそこで、マタドールは直立する、・・・・・。
孤独な男の硬直、剣の硬直。ゆるやかに舞うムレータは、・・・・。