“マタドール”

2023-07-15 | 【断想】音楽

 グラント・グリーン「マタドール:Matador」(1965 Blue Note)
 〈パーソネル〉
 グラント・グリーン:Grant Green(g)
 マッコイ・タイナー:McCoy Tyner(p)
 ボブ・クランショー:Bob Cranshaw(b)
 エルヴィン・ジョーンズ:Elvin Jones(ds) 
 〈曲〉
 1.MATADOR:マタドール
 2.MY FAVORITE THINGS:マイ・フェイヴァリットシングス
 3.GREEN JEANS:グリーン・ジーンズ
 4.BEDOUIN:ベドウィン
 5.WIVES AND LOVERS:ワイヴス・アンド・ラヴァーズ
 5は、元のLP盤にはない。
 アルバム名と演奏者の名前に惹かれて、聞いて見たいと思った。
 「WIVES AND LOVERS」は、訳すとどうなるのだろうか。
 Wivesは、Wifeの複数形だから、「妻達と愛人達」とでもなるのだろうか。
 「BEDOUIN」は、アラブの遊牧民。
 それに、「闘牛士」に「緑色のジーンズ」、選曲というか、曲名に、ひとつの傾向を感じる。
 リラックス・スタイルと言うのかな。
 それは、好ましい。

 ミシェル・レリスの「闘牛技」(須藤哲生訳・現代思潮社)の冒頭。
 さてそこで、マタドールは直立する、・・・・・。
 孤独な男の硬直、剣の硬直。ゆるやかに舞うムレータは、・・・・。