ソニー・ロリンズの1993年録音のアルバム。
「薔薇の肖像:OLD FLAMES」(MILESTONE/VICTER)。
のびやかな音だ、ジャイアンツは、その一音で、他と異なる。
でも、つまらない。僕のハートに響いてくるものがないんだ。
演奏メンバーには、トミー・フラナガンやジャック・デジョネットらがいる。
〈収録曲〉
1.ダーン・ザット・ドリーム
2.いつかどこかで
3.マイ・オールド・フレイム
4.タイムズ・スライムズ
5.アイ・シー・ユア・フェイス・ビフォア・ミー
6.デライア
7.プレリュード・トゥ・ア・キス
アルバート・アイラーで、もう一曲。
Goin' Home(freedom)で、「聖者が町にやってくる」。
こう言うのを聞くと、アイラーの原形がよく分かるように思う。
久し振りのアイラー、やっぱりいい。
続けて、「誰も知らないわたしの悩み」、「オール・マン・リヴァー」、「スウィング・ロウ・スウィート・チャリオット」、「ダウン・バイ・ザ・リヴァーサイド」と。
浅川マキ ゼロアワーシリーズ・ベストアルバム第三弾。
初期作品集 vol.2
浅川マキ DARKNESS Ⅲ
「赤い橋」(作詞:北山修、作曲:山木幸三郎)
渡った人が、帰ってくることのない赤い橋。
昔からあって、どこかへいってしまった人がいる。
行き先は・・・・。
黒人霊歌の「ディープ・リバー(深い河)」を聞く。
河を渡って、平安の地へ行こう・・・。
昨日たまたま開いた武市好古著「ジャズを読めば」(1982年 サイマル出版社)のまえがきに、次のようにあった。
「・・・ミュージシャンにせよ、批評家、ファンにせよ、はじめの出会いが、その人のジャズを決定してしまうのでないか。・・・」
それで、私にとってのはじめの出会いのミュージシャンの演奏を聞こうと思った。
それは、アルバート・アイラーなのだ。
アイラーの「ラスト・レコーディング」を聞いたとき、地球の空気がおいしく感じられたのだ。
それで、アイラーの「深い河」を。
音のすみずみまで懐かしく胸に沁みる。
アーチー・シェップもこの曲を演っているので聞いてみた。
僕には、論外に聞こえた。
アイラーの音が秘めているものが、僕に響くのだ。
この曲は、Swing Low Sweet Spiritual(Osmosis Records)に収められている。
のちに、Goin' Home(freedom)として、CDに。