◆◇◆『30日で夢をかなえる脳』石浦章一・著(幻冬舎)より◆◇◆
自分を変えたければ、自分の脳を変えることです。
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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①三日坊主から三十日坊主へ
わたしたちの脳とはがっちり固定されたものではなく、環境や経験によって自在に変化していくのです。
こうしたはたらきのことを専門的には「脳の可塑性(かそせい)」といい、およそ30日程度で変化がでてくることが確かめられています。
身近な例を挙げるなら、30日間ピアノを練習すれば、脳のそれまで使っていなかった領域が強化され、ピアノの腕前が上達するということです。
昔から「継続は力なり」といいますが、たしかに三日坊主で終わっていては脳に変化は起こりません。
しかし、30日でいいから続けていけば脳は変わります。
われわれの脳は、それだけ柔軟にできているし、それだけ進化・再編成する可能性を秘めています。
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当たり前のように毎日していることもありますよね。
● 毎日、テレビを見る
● 毎日、お風呂に入る(シャワーを浴びる)
● 毎日、歯を磨く
30日以上、続けているものばかりだと思います。
では、「毎日、家にて自分で勉強する」はどうでしょうか?
一般的な中学生の場合・・・。
まあ、家で毎日は厳しいので、週に4~5回でもよいと思います。
塾に週2回通っているなら、週に3~4回という感じでしょうか。
これは、なかなかできていないかも・・・★
ただし、中学校の上位10%の人は、ある程度できている気もします。
だから、上位10%をkeepしているということになりそうです。
もう、ある程度「家での勉強の習慣」がついているのですね。
「家での勉強の習慣」がついていない人のすることは・・・。
まず、勉強を始めてみること。
そして、それを継続させて習慣にしてしまうことでしょう。
「自分からやる気にならないと意味がないですから・・・」
そのように言う保護者の方もいますよね。
確かに、自分からやる気があふれ出るのが理想です。
でも、その自分からのやる気が出ないんですよね?
残念なことに、勉強のやる気は待っていて出るものではありません。
なぜなら「勉強をしない習慣」がついてしまっているから★
中1や中2まで「勉強をしない習慣」がついていて・・・。
それを真逆の「勉強をする習慣」にするのは、至難の業ですね★
数学や英語なら、それまでの土台がなければ勉強しにくい状態です。
結局、まず小学生の頃から、「家での勉強の習慣」をつけることですね。
最初は、とにかく子どもに行動させるのが先決です。
やる気は、行動から生まれます。
行動して、できるようになるからやる気が出るのです。
やる気が出るから行動するようになるわけではありません。
勉強は30日で成果が出るわけではありませんが、まず行動です。
勉強は、テレビ、お風呂、歯磨きよりもハードルが高いですよね。
まず、保護者の方の力、塾の力、家庭教師の力・・・。
これらを活用して、勉強するハードルを下げ、行動を続けさせましょう☆
・・・次回へ続く。