銚子・角巳之・三代目

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一念化生(いちねんけしょう)①

2008年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3489 悩んでいる人、助けを求めている人に短い言葉で的確にアドバイス....。禅問答のようにツー・カーの関係で理解できるようになるには、双方、相当の知識と経験が必要....。その言葉を語った人が、実はその言葉を良く理解しておらず、話を聞く側の精神状態が悪かったりすると、それは逆効果となって、混乱に拍車が掛かる....。時には憎悪すら抱き、誤解を放置すると憎しみの連鎖が止まらなくなる....。ちょっと前、“一念化生(いちねんけしょう)”という言葉を投げ掛けられました。正しく善い事を念じれば善い事が起こり、悪事を念じれば悪い事が起こる。想いは正しく行使すれば仏にもなるが、行使の仕方を間違えると鬼にもなる....。そんな意味でしょうか?この言葉、何故か頭にこびりつき、ずっと離れずにおりました。先日、ある僧侶の方にそのことをお話しましたら、いくつかの注釈を頂きました。一念化生という四文字熟語なのか、一念と化生なのか? すべからく仏教用語。念という言葉は恐ろしく、悪意を込めて発すると、翻って、その言葉を発した方に悪の念が戻ってしまうんだそうです。念...、想いとか、気持ち...。こんな気安く使える言葉ではないようです。カルマ(業・ごう)とも通じる。一方、化生。仏教用語の他、医学用語、化学用語....。果ては“化け物”を指し、着飾って男を惑わす化け物女(妖婦・ようふ)....の意味もあると。ただひたすら自らが化け物女である事を念じる....か?と。まあへそ曲がりの解釈が多分に入っておりますが、言葉は難しいです。続きは明日。


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