仏教の世界では生物を生まれ方の違いによって4つに分類するのだそうです。①胎生(人間など哺乳類)②卵生(魚など)③湿生(昆虫など)そして④化生であります。化生とは何も無いところから過去の業(ごう)によって忽然と姿を現す....。という意味があるようです。業(ごう)、カルマとも言われる現象でありますが、ちょっと難解すぎるので省略します。ここでは言葉の意味ではなく、その使われ方を問題にしております。恐らく、思いを正しい方向に導きなさいよ。というアドバイスだったのでしょうが、精神状態が悪いと、お前が化け物になるよう祈ってやる....などと聞こえる.....。要するにいくらでも悪い方に解釈できる。僧侶の方、問題は相手が“一念化生”だと諭すような状況にありながら、にわか仕込の言葉を投げ付けただけで、フォローを全くしておらなかった事だろうな?と....。スポーツでも何でも、最終的には“心の強さ”だよね....、という事になるんですが、じゃあその心の強さはどうやったら鍛えられるんですか?と聞くと???である場合が多いです。心が弱いと思われたから一念化生と言われたのでしょう。じゃあどうすれば?という事であります。弱ってるんですから....。大阪の中学校のように、毎日皿洗いじゃ....。中学入学して皿洗いを毎日行うと宣言したら、いかなる例外も認めずそれをやり遂げろ....。(そしたら全国大会の常連となった....)これ言うは易し。先生はそれをずっと見守る訳ですから....。中途半端に言葉は発さない方が良いし、他者には幾ら親しくても求められてもいないアドバイスをしない方が良い...。言うからには責任を持って....。そう思った次第であります。写真は再掲になりますが、蓮の花....。蓮の花は泥水の中からでも清い可憐な花を咲かせるから転じて、俗世間のドロドロした関係の中にあっても、他者を非難せず、許し、待つことの出来る方がいる。つまるところこれを仏様と言い、仏様は蓮の花の上に鎮座される事から、この様子を蓮華化生(れんげけしょう)と言うのだそうです。化生、化生....。今は化け物ではなく、清らかな蓮の花を想像できます。