銚子・角巳之・三代目

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清滝トンネル開通③

2024年03月21日 | 日記・エッセイ・コラム

清滝トンネルの近くにあります、龍福寺(岩井不動尊)に行って参りました。昨日掲載のように
様々なことが気になり、繋がり始めて参りまして、一度そう思い立つと調べないと気が済まない
面倒な性格ゆえ、これから暫く清滝という場所から天保年間と飛んで参りますがご容赦を...。

この場所、かつては門前町として大いに栄え、栄えれば富が集中しその富を巡って様々な利権
絡みが出てくるものです...。この一帯を支配していた清滝佐吉。天保水滸伝の中でも人情味の
ある好人物として描かれております(花も実もある良い男)。若い佐吉が頭角を現してくると...。

この一帯、東庄と飯岡の中間地帯ですが、地理的には飯岡に近い...。飯岡には飯岡の助五郎と
いう親分がいて、関東取締出役制度(警察の出先機関のようなところ;詳細後日)による
十手持ち(時代劇に出てくる“岡っ引き”)。佐吉にプレッシャーを掛ける...。

佐吉は飯岡の反対側、東庄の親分、笹川の繁蔵の子分となることで身の保全を図ろうとする。
このことが天保水滸伝に描かれる“大利根河原の決闘”の遠因だと言われております。利権が絡む
両隣に、それぞれ強大な力を有するリーダー...。まさに地政学の領域で...(続きは次回に)