銚子・角巳之・三代目

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自然の(脅威)②

2024年03月05日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、本日と大波の写真...、気分を悪くされる方もおられるかもしれません。何卒ご容赦を。
但しこれが過日の(銚子の)日常風景...。この状態になればもはや漁師さん方は出漁出来ず。
実際、新年から2月に掛けて時化が多く、銚子港の水揚げも前年比で半分くらいに減少...。

こういう状況があるので、水揚げ良い時期に備え(蓄え)、為す術がない状態の時は決して
無理をしない...。昨日の“てんでんしのぎ”とは、無計画、無責任ではなく、こういう為す術
が無い自然と対峙していること、肝に銘じなさいという(強い)戒めと思います。

為す術ない...。こういう場面、遭遇したくありませんが間違いなく遭遇する。自らではどう
しようもない事態に遭遇することがあり、これは不可抗力でありますが、備え...については
自助努力の世界。自然相手の過酷な世界、誰も助けてくれません“てんでん”で“凌げ”...と。

これは漁業に限った事ではありませんが、写真のような大時化の時を逆境、穏やかで順調
に進んでいる時を順境とすれば、順境は自惚れを生み、逆境は卑屈を生む(先人の言葉)...。
自然の脅威の前で、“てんでんしのぎ”という言葉の凄みを再認識したという次第であります。