銚子・角巳之・三代目

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春は南房総から①

2024年03月06日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は冷たい雨でありましたが、暦の上では“啓蟄”でありました。啓蟄...冬ごもりしていた
虫たちが目覚め、地上に出てくる頃...。毎年この季節、春は南房総からと題して掲載しており
ます。南房総に向かう道すがら、清々しい春の気配を感じながらの道中記であります...。

啓蟄...は二十四節気の一つ。さらに細かく七十二侯というものがあり、季節を分ける節気の
中にさらに詳細な描写がなされております。昔の人は粋な表現を使うもの、毎度のことながら
日本語の奥深さに脱帽です...。まず蟄虫啓戸、3月10日頃までを指すようです。

意味は啓蟄とほぼ同じ。虫たちが目覚めますよ...と。次の表現は秀逸。“桃始笑”...。こちらは
3月10日~15日頃までを指すようです。桃が始めて笑う、桃の花が咲くことを笑う...と。
言われて見れば、春になって花が一斉に咲く様子...何故か笑っているようにも見えます。

そして3月15日~20日頃までを、菜虫化蝶。これは読んで字の如く、虫が羽化し蝶となって
飛んでいく様を表しているようです。そして春分の日を迎え、季節は春になって参ります。
今回は途中、勝浦市に立ち寄りました(続きは次回に)