銚子・角巳之・三代目

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抜錨(Anchors Aweigh)③

2023年08月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Anchors Aweigh(和名:錨を上げて)は今から100年以上前に作られた曲だそうです。米国海軍
の行進曲ながら、世界中で親しまれている(日本では運動会などで)も事実と思います。歴史が古い
ので様々な解釈、歌詞、曲調も多々ありますが、私の中で出てくる最初の一節は以下の通り...。

Anchors Aweigh my boys, Anchors Aweigh...と。直訳すれば、水兵たちよ出撃せよ...とでもなるので
しょうが、軍隊というより実社会の中で、坊やたち、学生気分はもう終わり。さあ広い大海原(実社会)
に出て行きなさい...。そんなニュアンスに聞こえる...。少年(青年)が大人に向かう応援歌のように。

それでも軍歌、行進曲でありますので過激な表現も。we'll never change our course so vicious foes steer
....(我々は決して航路を変えず、邪悪な敵は恐れおののく...)Sail on to victory and sink their bones to
“Davy Jones”...。(勝利へと航海し奴らの骨をDavy jonesに沈めよ)この表現ですが...。

Davy Jonesとは、米国の船乗りが信じているとされる悪魔。海の底...。婉曲的に船の沈没を表すよう
です。そして最後は、Until we meet once more, here's wishing you a happy voyage home!(再び会う時
まで、貴方の幸せな航海を祈ります) 厳しさと暖かさを内包する、まさに船乗りの歌であります。