農(畜)産物はタネを蒔いたり、飼育を始めてから収穫、出荷するまでに時間が掛かる...。卑近な
例を挙げると、今夏の銚子メロン...。今年は出来が非常に良く、贈り先の方々にもたいへん喜んで
頂きましたが、今はもうありません。あの味に出会うにはまた1年後。時を待たねばなりません。
1年待ったからと言って、同じ味に出会えるかどうか分からない。気象状況も変わるでしょうし
天災に見舞われるかもしれない...。それでも生産者は土を耕し苗を植える...。そんな地域の仲間の
仕事を傍らで見ながら、生産者って大変だな~と感じ、何か役に立つことないかな~と探す...。
生産はプロの領域で、多くの場合ここに立ち入ることは出来ないですから、出来ることと言えば
購入する(食べる)ことくらい。同級生や知人、その縁者...、一番身近な批評家として地域の人
の存在がある訳で、時に一番厄介な存在にもなり得るのですが、一番の応援団にも...。
こういう地域の活動が長い時間を掛けて醸成されて行く。そんな悠長な!手っ取り早く...と思う
なら地域商品を扱うことは無理ですね。私は今年でそんな活動18年になりました。農産物が
産地として成就するに20年くらいと言われております。今年あたりは何か見えるかな~と。