BSE(狂牛病)騒動から20年余り...。この間、食の安全を巡る問題が多々発生し、食べる側
(お客さん、消費者...私自身)も学びました。世の中にゼロリスクはあり得ない...。また予測
不能なことは起こる。人生二度は自らの力ではどうしようもない事態に遭遇する(先輩から)
東日本大震災後、銚子では風評被害も若干あったように記憶しておりますがそんな時、魚市場
にはヤリイカが尋常でないほど水揚げされておりました。福島、宮城等にてヤリイカ漁が中止
されていたので、それら魚が獲られることなく南下してきたのだろうと言われてました。
安全に関わる数値報告は毎日あり、販売に問題ありませんとお墨付き。千葉県産(魚類)の消費
回復キャンペーンの一環で、関係者の方々と各地店頭販売などしておりました。驚くように売れて
おりましたが、お客さんの一人から、このヤリイカ...、福島沖を通っていないでしょうね...と。
そんなこと、ヤリイカに聞いてくださいと申し上げたら、烈火のごとく叱られた...。言い方が
悪かったかもしれないと反省はしておりますが、海は繋がっている...。“安心の目利き”の存在に
“安心”して下さる方は必ずいる。言葉遊びではなく、安心の目利き...なるほど...と。