銚子・角巳之・三代目

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靖国神社にて②

2023年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム

靖国神社入り口付近に聳え立つ、大村益次郎像...。長州藩の出身で明治新政府に参画。そこで
日本陸軍近代化の基礎を作る...。この像が見ている先は北東(鬼門)上野の山に立て籠もる
彰義隊を凝視...。靖国の前身、招魂社を九段に建立することを決定した人...。

長らく続いた江戸時代、その終末の象徴が彰義隊...。これを鎮圧し近代化をはかった大村は
旧時代の士族たちの反感を買い暗殺...。日清、日露...太平洋戦争。新時代・明治に生まれた
方々も戦争という自らではどうしようもない時代に翻弄される...。それでも逞しく...。

“銅像”になっている偉人たちよりも、その時代を生きた名もなき市民に心が動くのは私も
50歳半ばになって来たからなのだろうかと。歴史の教科書より自らの足元。昔ではなく
今と“これから”...。同行の90代...、靖国を出た時に...何か美味しいもの食べたい...でした。

生意気にも風化させずに風化させると書いてしまいました...。上手く表現できませんが、
このことが時代が進む...ということなのかもしれません。いたずらに時を過ごすではなく
先人に思いを馳せ、まだ見ぬ誰か、何かを。そして明日は今日より良い日(続きは次回に)