銚子・角巳之・三代目

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大原幽学の里①

2023年03月20日 | 日記・エッセイ・コラム

私の力量で、この内容をお伝えできるかどうか分かりませんが...。本日、大原幽学のこと...。
大原幽学は、世界初の協同組合(その原型)と呼ばれる先祖株組合の創設者。侍であり、
農民、教育者...。愛知県の出身ながら青年期に出奔、各地を放浪しやがて千葉に辿り着く。

銚子のお隣・旭市(旧:干潟町)に、大原幽学の里があり、遺構等は貴重な文化財として
当時の世界観を今に伝えております。場所は写真下、水田(蓮田ですが)の先に見える
小高い丘の辺り...。当日はそこには上らず、駐車場から風景のみ写真撮らせて頂きました。

これまた天保年間(1830年から44年頃)のお話です。同時期にはかの二宮尊徳翁が
おられるし、この地域にあっては先般掲載の天保水滸伝。繁蔵・助五郎、大利根河原の決闘
の時代であって、この地(旭市干潟)はその中間点(緩衝地帯)、干潟八万石と呼ばれた所。

これだけ書いて、私の頭の中では約200年前のこの地、そこで生きる人々の息遣いまで
聞こえて来そうであります。天保時代が終わり、その24年後に明治となります。激動の
幕末、人の価値感が大きく変わる分岐点...。さて暫く大原幽学の足跡を辿って見たく思います。