銚子・角巳之・三代目

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残照!

2023年03月10日 | 日記・エッセイ・コラム

残照(ざんしょう)...。辞書を引けば、日が沈んだ後もまだ照り残っている光などと書かれて
おります。ちょうど写真のような風景を指すものと思います。そして比喩的に過ぎ去った物事
の影響が今もなお残っていることを指しているようです。そして明日は3.11です...。

夕暮れ時の少々物悲しく感じる時間帯...。あの名曲はこの情景を今日一日が終わりだと、西の
空がためいき...と。何故か心の琴線に響くゆえ、歌や書籍のタイトル、歌詞、文章に多々使われ
この味わい深さは人生経験を積んでこそ...と少し感じられるようになった...(かもしれない)

残照...この時間帯のことを指すか否か分かりませんが、黄昏時(たそがれどき)という表現も
あります。夕刻、誰ぞ彼(たれぞかれ)が変化し黄昏(たそがれ)、反対に朝方の日の出前を
かわたれ時...。彼は誰(かはだれぞ)の変化形...ともに日本語の奥深さであります。

陽は沈み。再び昇る...。銚子港の眼前で、この繰り返しを見続けていられること=生きている
という事であります。そして当たり前だと思っていたことが突如として崩れる時もある...。
否、当たり前などない...。銚子港の残照見ながら、そして再び明日は3.11です...。