銚子・角巳之・三代目

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落穂拾い...。

2023年02月26日 | 日記・エッセイ・コラム

この姿を、落穂拾いと表現して良いのか否か分かりませんが...。いつもの広域農道を車で走行中
いつもの場所に白鳥がおりました。さながら落穂拾いをしているような姿に見えた...という次第
です。土の中の虫やその他を捕食していたかもしれませんが、何とも絵になる姿でして...。

高名な絵画、“落穂拾い”を想起させるところがあり、その世界観はのどかな田園風景ではなく、
人が生きる、厳しさ、逞しさが描かれたもの。多分に宗教観や道徳観も含まれており、生産物
は全て刈り獲らず、何らかの理由で困窮している方々のために残しておくように...。

そこには渡り鳥も含まれ、こういう行為の全体が自然を見る“まなざし”となり、翻ってそれが
“共生”という概念に結びついて参ります。仕事柄、鳥インフルエンザの被害に遭った知人養鶏家
さんもおり、お叱りを受けるかもしれませんが、この“まなざし”“共生”はもっと高次のもの...。

高次だ何だと、人の痛みが分からずに綺麗ごとを...と言われるかもしれませんが、これまた誤解
を恐れずに言えば、鳥インフルエンザは撲滅できない。何とか折り合いをつけて、これからは
共生して行かねばならない...。そこには“まざざし” 落穂拾いの世界観が重要と思うのであります。