銚子・角巳之・三代目

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氷川神社(武蔵一宮)にて③

2023年02月09日 | 日記・エッセイ・コラム

そこに戦艦武蔵の慰霊碑があることは知っておりました。帝国海軍・最後にして最大の戦艦・武蔵。
戦艦武蔵の艦内神社はこの氷川神社から分祀されたもので、広島・呉で行われた武蔵竣工の折には
この氷川神社から神職の方々が出向いて行ったそうです。氷川神社と戦艦武蔵を結ぶものは...。

地名である武蔵。そしてその地域の一宮であったこと、またヤマタノオロチを退治したスサノオが
祀られていたことも関係するのかもしれません。理由はどうあれ、戦艦武蔵と氷川神社は深い結び
付きがあり、武蔵はフィリピンレイテ湾に沈むも、今もこうして氷川神社に慰霊碑が...。

実は私の叔父にあたる方がこの武蔵に乗艦し戦死致しました。私が生まれる遥か昔の話。今では
語り部が殆どいなくなってしまいましたが、かつて銚子生まれの銚子育ちの20代が海軍に志願し
苛烈なる戦闘の際に、この氷川神社(艦内神社)に祈ったであろう、その情景が浮かんで参ります。

タイトルの角巳之とは実家の屋号でありますが、この叔父が生きておられればまた別の展開があった
であろうし、私はこの世に生まれていないかもしれない。気になるなら動け。生きていればこそ...。
時間は有限..そんな声が聞こえて来そうです。氷川神社へのご縁に感謝し、英霊に哀悼の意を。