銚子・角巳之・三代目

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船がいない漁港②

2022年12月07日 | 日記・エッセイ・コラム

このところ時化が多く、早朝出漁したな~と思ったら、夜半に帰港する...。こういうケース
非常に多いです。船の方々だって魚は1尾でも多く獲りたいが、相手は自然であります。
しかも当事者としての乗組員はみな命懸け...。異変を感じたら船頭の勇気で帰港する...。

嵐の海に出て行くのが勇気かどうか? プロ(船頭)に言わせれば、そういうのはたんなる
命知らず(蛮勇)であって、本当のプロは止める勇気を持つ...。魚が獲れようが獲れまいが
燃料代や諸経費は掛かる...。沖に出て嵐に遭遇し、カネと人命を天秤に掛けるのか?...と。

年末に発表される水揚げ高ランキングは、こういう船の方々の日常の結果であって、結果
そのものは(言葉が過ぎるかもしれませんが)あまり意味が無い...。各々の船が安全で、
また漁業者として生活が出来るならそれに勝るものはありません...。

むろん一尾でも多く、高く、売れる方が良い...。しかしながら昨今、“資源量そのもの”について
悲観的な観測が為されていること、非常に不気味に思っております。こういう時は“まんなおし”
(意味はいずれ)神仏に祈り、美味しいものを食べて、寝る(祖父の代からの言い伝え)