銚子・角巳之・三代目

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峠...③

2022年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

私事ながら本日(6/25)、53歳となりました。もう53か、まだ53か...どちらなんだ
ろうと思いますが...。ここ数日の写真は、銚子の近く(30km圏内)多古地区(多古米で
有名です)紫陽花の名所として知られ、現在見ごろを迎えております...。さて峠...のこと。

53歳の私は、20歳頃に読んだ司馬遼太郎という作家の書籍のみを予備知識として感想を述
べております。20歳の頃の(美化した過去の記憶との関連)や、その後お会いした長岡出身
の方々(郷土の英雄としての視点)との会話なども複雑に絡み合っているのだろうと思います。

史実はどうであったか分かりません。が、恐らくそうであろう、そうあって欲しいという願望
も含まれているかと思います。河井継之助に対峙した軍官が土佐藩出身の若者でなく、薩摩の
西郷さんであったら...等々。そう思うに至った根拠が1冊の書籍のみであったと言う事実...。

戦わざるも亡国...、武士の矜持...、美しい言葉を熱狂的、盲目的に信じていた20歳の頃とは
感覚が変わってきたのも事実であります。少なくとも、たった一つのモノサシで物事を見ては
いけない...そんなことを感じるようになった53歳であります...。