知人の生産者からも大きな葛藤のこと...聞き及んでおります。曰く、生産者であるから一円でも
高く売れるところに売りたいのは人情...。しかも40年ぶりの高値であり、稼げるときに稼ごう
...と。ただし毎年、楽しみにしている方が各地から買いに来てくれていたのも事実...。
こういう話...、これから益々増えて来るのだろうと思います。判断は生産者それぞれであり、
正解もない。ただ確実に言えることは、選択肢を持っているのは生産者...。作っていない我々
は買うしかない...。どこまでを買える範囲にするかも各人各様、代用品を探す人もいるでしょう。
再び、食糧安保ということが盛んに喧伝されております...。もともと天候に左右される農産物。
そこに戦争等の世界的な要因が加わり、かつそれらの国が世界有数の農業国であったため需給
バランスが大きく崩れ...。しかも世界は人口爆発の局面に入っている...等々。
今年の”白子たまねぎ”は残念でした...。また来年楽しみに...。“いつも”...あると思っていても、
それは幻想です...何事も...。この文脈で言えば、やがて漁船がいない漁港...そういう時が来て
しまうこと全否定は出来ません...。異変...と言う感覚を無くさないと生き難い世の中であります。