銚子・角巳之・三代目

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安心立命③

2012年04月07日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7998 皆が不安を感じてしまうような状況の中で、もっというと恐怖を感じている中で、ことさら恐怖を煽る言動...。最悪は自らが当事者でありながら安全地帯にいて評論家を決め込む輩でありますが...。そんな状況、かつてナチスの収容所を描いた夜と霧という書籍を読んだことがあります。20歳くらいの時だったでしょうか。いまだにその戦慄を覚えております。絶望的な状況の中で人間は何に生を見出し、どう振る舞うのか?ある哲学者曰く、人間は決定する存在であり、人を虐殺するガス室を作ったのが人間なら、そのガス室で最後まで祈りを捧げるのも人間...。ちょっと逸れましたが、冒頭のような状況の中で、ことさら大変だ、大変だと騒がない。地球上、どこに住んでいても地震のリスクはありますし、他のリスクだって多々ある訳であります。その状況下においてどう振る舞うか?大変だ、大変だと騒ぎ立てるか、何も言わず心の平穏を祈るか...。安心立命...、そんな達観の域にはなかなか....と言ったところ、喝! 黙りやがれこの野郎、ご飯を食べる時はいただきます、何かしてもらったらありがとう、あれもこれもあたり前で、すべったの転んだの言うんじゃねえ、これ幼稚園で教わることだ....と。私を含めて、日本人が幼稚になっているのでしょうか...。安心立命...。最近何か起こったら、一拍おいて、安心立命と唱えることにしております。