銚子・角巳之・三代目

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国の基準を

2012年04月04日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7935 最近、国の基準を上回る...。よく聞きます。~ベクレルもそう。国がその時代の最高の知見により定めた基準を上回る?さてさて、こういう事が可能であろうか...という事であります。安全と安心は全く別次元の言葉。何度も取り上げております。国の安全基準を上回るとはどういう事だろうか...と。安全のモノサシが複数になり、安全だ、いやこっちはもっと安全だとなると、却って不安が増大するものです。それが人情でしょう。誤解を恐れずに、本当に誤解を恐れずに申し上げれば、そもそも食品選びは自己責任。自らの五感を研ぎ澄まして選別すべきものであります。しかしながら昨今、それら現実的でないことも承知しております。産地は全世界ですから...。故にスーパーマーケット等には専門家がおり、産地とお客さんを繋ぐ通訳をしてくれている訳であります。バイヤーさんは産地の販売代理人ではなく、お客さんの購買代理人...。そうやって教わってきましたし、今でもそう信じております。国が安全基準を示し、産地は定められた手順に従って正確に数値を測定する。出てきた数値は隠さず正確に報告する。産地から離れた売り場では、その道のプロ、バイヤーさん等が通訳する...。その仕組みに安心感を得られるか否かという事ですが...。