銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

金系201

2012年04月03日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7963 春キャベツの季節であります。巷ではキャベツが高い、高いと言いながら、銚子のキャベツ畑には沢山...。部室にも沢山....。都会に比べれば、まだまだ物々交換が成り立っている地域。その是非はありますが、地域の風習の一つということで...。昔は、ほしか(干鰯)1俵に米1俵なんて言われていたようです。干鰯...要するにイワシを干したもので、主に肥料に使われていたようです。干鰯と米が同じ価値基準で取引されていた...。干鰯1俵で米1俵と交換。労働の対価を理解する者同士、その仕事は気持ちの良いものであったろうと思います。さてさてキャベツ。銚子のキャベツは全国的に有名であります。私のような素人から見れば、キャベツはキャベツ。どれも同じに見えるのですが、長年キャベツ生産に従事してきた方に聞くと、それは挑戦の歴史であり、様々な品種改良の歴史でもあったと。かつて老舗和菓子メーカーの社長さんに聞いた言葉、我々は変わらないために変わり続けてます...。まさにこれと同じ。素人目には、ああキャベツだな。で終わりですが、それを維持するための努力、筆舌に尽くしがたく...。銚子の春キャベツの代表格は金系201という品種。銚子の地に馴染み、春先にあの独特の食感と甘味をもたらします。4月、5月の限定品。まさに今が旬であります。