銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ハインリッヒの法則

2006年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム

000_1096 こういうのを掲載すると、偽善者と言われそうですが...。以前掲載した“夕陽に映える広場”で落書き消し&清掃ボランティアを募ってます。私は今のところどの団体にも所属しておりませんが、この場所は近所ですし、散歩コースの一つでもあるので、朝の作業が終わってから参加しようと思っております。これを見てふと、“ハインリッヒの法則”というものを思い出しました。別名・1:29:300の法則とも言われています。何の事かと申しますと、米国の学者が発表した労働災害の確率を表したものです。1つの大きな事故の背後には29回の軽い事故があり、その背後には事故までには至らないけれど300回もの“ヒヤッ”とした経験が隠れているもの。と言う事であります。最近はマーケティングの世界でも顧客からのクレーム対応の好例として使われたり、何かと目にする頻度も高くなって参りました。これでまず思いつくのはニューヨークの地下鉄。世界一危険と言われたこの地下鉄、当時の市長がまず手を付けたことは車両の落書きを徹底的に消すと言う事だったそうです。1つの犯罪の背後の背後(300の部分)にはゴミの散乱や落書きを放置する精神世界があるという前提での行動だったようです。荒廃する学校を建て直した体育の先生の講演会を聞きに言ったことがありますが、そこでもこの話が出ました。学校の建て直しに応用したとの事。そこではまず“脱いだクツを揃えよう”だったそうです。小さな変化を見逃さず、それを徹底して改善。何事も特効薬はナシ。勇気を出して小さな一歩から。という事でしょう。