銚子・角巳之・三代目

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心の原風景

2006年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム

000_1069 先日、本銚子駅を掲載しましたら、この駅を小学生時代に利用し、今は東京でお勤めになられている先輩から連絡を頂きました。駅の犬吠埼駅に向かって進行方向側に古びた木の電信柱は残っているか?とのことでした。近くを通りましたので確認に行きましたら....、有りました(写真です)恐らく先輩が言っていた電信柱ではなく、その後何度か変えられたモノかも知れませんが....。この駅の上にある清水小学校は銚子でも1~2を争うマンモス校でした。電車通いの生徒も多く、時間になるとこのホーム周辺は大変賑やかでした。私は徒歩で通ってましたが、小学生で電車通学。憧れでした。連絡頂いた先輩方はこの電信柱に耳を当て、電車が来るのを確認していたそうです。こう言っては失礼ですが、この何の変哲も無いただの古びた電信柱。しかしながら、そこである一時期を過ごした方にとっては思い出の詰まったかけがいのない風景であると思います。海や山の綺麗な風景もいいですが、地方からの情報発信はこういう心の原風景とも言うべき場所が必要と感じています。田んぼや、畑や、漁港の風景....、銚子出身者であろうとなかろうと、日本の田舎には各々が思い描くそんな心の原風景(拠り所)が沢山あるでしょうし、それがそこにあり続ける意味を問う事が、これからの地域再生には不可欠の要素と、この電信柱を見ながらそう思っております。