銚子・角巳之・三代目

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ボタンエビ(脱皮)

2020年09月21日 | 銚子の魚

写真はボタンエビ...。銚子沖合底引き船で漁獲されたものですが、脱皮しているものが多く、網で擦れてしまい
市場に出せない...。漁師の皆さんが、昼ご飯のおかずにしていたところ偶然?通り掛り...。食ってけば...となり
まして、それでは遠慮なく...と、貴重なボタンエビのお裾分けにあずかりました...。

一般にボタンエビと呼ばれているもの、北海道~日本海で漁獲される種は正式にはトヤマエビと呼ばれている
そうであり、ボタンと言えば本種(写真)を指すようなのですが、学術的な区分はこの際重要ではなく、総称
ボタンエビ...。甘くてとろけるような美味しいエビ...。脱皮直後のものも多く、殻ごと...。得も言われぬ味であります。

本種を漁獲する銚子沖合底引き船...。最盛期は昭和30年代で銚子には40隻存在しておりました。現在は5隻を
残すのみ。うち4隻はここ15年ほどで19トン型と呼ばれる(中小型)の新造船となり、その高い能力から、
新たな漁場開拓等を行っており、ボタンエビ、ブドウエビなどの水揚げも良く見るようになりました。

さて写真...。得も言われぬ味...では食レポ失格でありますが、私の舌力ではこれを正確に表現することは難しい...。
今後も的外れ、みんな美味しい...で終わってしまうかと思いますが、何卒ご容赦ください。水産物の美味しさの
大きな要素が鮮度であるならば、水揚げ直後が一番美味しい...。これは産地でなければ...。GO・TO..であります。


ユメカサゴ

2020年09月14日 | 銚子の魚

これ恐らくユメカサゴだろうと思います。お恥ずかしい話ですが、もし間違っておりましたらご指摘ください...。
ノドグロと呼ばれる魚は一般的にアカムツを指していると思いますが、地方によっては本種(ユメカサゴ)も
キンキもノドグロと呼ばれたりします。名前はその地域の伝統、風習などとも相まっているようです。

赤くて深いところにいる魚...、上記のユメカサゴ、アカムツ、キンキ、メヌケなども、良~く見るとみんな喉
が黒い...。15年ほど前、やることが何もなく、ひたすら揚がった魚を観察し、捌いてみて、食べるを繰り返し
ておりました...。ちなみにこれら腹(内臓を覆う膜のような部分)も黒いです....。

産地では良く食べられていたけれど、中央市場に持っていくまでの数にまとまらない...。そんな魚があります。
ユメカサゴもそうだろうと思います。反対に、地元ではあまり食べていなかったけれど、他産地・TV等で取り
上げられ、何だ美味しいのか...。そうやって火が付いた魚もあります。キンメなんかもそうじゃないかと。

銚子港の特徴は、その水揚げ“量”なのでありますが、意外に“種類”が多い事、知られていないかもしれません。
これは大衆魚、これは高級魚...、そんな色眼鏡を外すと、磨けば光る原石がまだ沢山あるだろうと思います.。
ユメカサゴ...。銚子市内の飲食店では比較的良く出てきます。その味は...、是非ご自身でお確かめください。




大衆魚③

2020年09月13日 | 銚子の魚

引き続きアジの水揚げ風景から...。先般登場の漁師さん..、こんなの入ってるよ...と。1m越えのサワラ、
この網には混獲でかなり入っていたようです。魚へんに春と書いて鰆(サワラ)、春から初夏の魚。
というイメージが強いですが、年間通じて良く見掛けます。

このサイズはサワラで良いのか?もしかしたら、関東でサゴシ、九州でサゴチなどと呼ばれる幼魚
の部類かもしれませんが...。いずれも狭腰と書いて(サゴシ、サゴチ)、ほっそりとしたスマート
な体形から、ああなるほど...と。サワラは高級魚のイメージなんでしょうかね...。

数量がまとまって揚がる魚(価格が安いもの)=大衆魚。希少価値あり(価格が高いもの)=高級魚。
この構図なのでしょうが、その構図でいうと昨今のサンマ、アジはすでに高級魚。かつて大量に揚がり
安価であった記憶だけが残されておりますが、現実は大きく変わって参りました...。

そもそも、同じ海域で揚がった魚に、これは大衆、これは高級...と。これ魚に失礼じゃないか...と。
先のことも、海のことも何も分からないのだから、揚がった魚を無駄なく、美味しく食べる。そして
無駄なく、美味しく食べる工夫を少しでも発信できるよう、地域の知恵を総動員して参ります。

大衆魚②

2020年09月12日 | 銚子の魚

写真は一昨日の、あのアジの水揚げ...。写真真ん中はトラックに積み込まれたアジの姿で、船の皆さんから
トラックの上に載って、上から撮れば...と言われたのですが、最近の私は俊敏さに欠ける...(重いので)
気ぜわしいトラックの皆さんに、急発進でもされたら...と思いまして、見難い写真、ご容赦を。

このタンク、1本に約500kg積み込み出来ます。このトラックで6本ほどありました。ということ
は約3㌧...。そこには水も氷も含まれているし、大きいのもあれば、小さいのもある。アジ以外の魚も
入っている。これを各水産会社さんが自社工場に搬入し、選別・箱詰め・出荷...へ。

相場眺めてましたが、このアジ800円/kg前後の値段が付いていました。この価格は、大きいのも
小さいのも、あれもこもれも含まれており、ここから200g~300gくらいで扱いやすいサイズが~%
くらい出て...等々、計算していくと豊洲到着価格で2,000円/kg前後になってしまうかと思います。

100グラム当たり原価で200円。300gのアジだと600円。豊洲から飲食店、スーパー等への
配送料等を考えると、1尾800円...。そのくらいにはなるな~と。800円なんて、大衆魚でしょ...。
と思ってしまいますが...。そういう思い込みを含めて、考えを改める時期にいるようです。続きは次回に。

大衆魚①

2020年09月11日 | 銚子の魚

一般に、大衆魚と呼ばれる魚...。サンマ、アジ、イワシ、サバ...。記載方法が意図的でしょうか、これ
本年の水揚げが厳しいと言われている順番...。イワシ、サバについては平年並み予想で、これから秋が
深まるにつれて、サバを中心に水揚げが増えていくだろうと思います。

一方、サンマは絶望的という表現が使われるほど...。漁師さん方に聞くと、魚影が見えない...。30年
近く船に乗ってきたけれど、こんな年は初めてだ...と。ここでもまた、かつて経験したことがないくらい
の...と言う表現の登場であります。

近海で、アジ、イワシ、サバを狙って操業している、近海二艘巻き網船団の水揚げに遭遇し、話題の
アジあります?と聞いたら、乗組員の方々...あるよ...と。男前に撮ってくれと言われたのですが、顔
が写らず...。意図的に行ったのではありません...。主役は魚なので(すいません...)

写真のアジ...。昼過ぎには銚子を出発し、早ければ今夕方には首都圏のスーパーマーケットや飲食店
に並びます。昨日、アジ1尾・仕入値で800円くらい(大きさ不明ながら)高くて買えないとTVにて。
ウソだろ...と思いましたが、逆算してみると...ああなるほど...と。続きは次回に。





多幸(タコ)

2020年06月12日 | 銚子の魚

写真はタコ...。もちろん銚子港水揚げなのですが、マダコか?ミズダコか?尋ねたところ、ミズダコだとのこと...。
茨城県船籍の中型底引き船による水揚げのようでした。一般的に三陸以北はミズダコ、以南はマダコ。ミズダコ
はマダコに比べ体が大きく、少し水っぽいかな...と言われてますが...。

ミズダコは水っぽいという人もいれば、柔らかくて美味しいという人もいる。マダコは味が濃厚で美味しいと
言う人もいれば、硬くて噛み切れないという人も...。みな長所と短所がある訳ですから、どちらが云々とは言わず、
味は好み、用途によってですね...ということで...。タコは多幸(幸多く)に繋がる縁起物でもありますし...。

半夏生(はんげしょう)にはタコ...、の広告を見ました。半夏生とは季節を表す暦(24節気:立春とか夏至とか)
を補うために用いられる雑節(節分、入梅、土用など)の一つで、7月2日頃を指すのだそうです。その日に(特に
関西方面で)タコを食べる習慣があり、その広告はそれに合わせたタコの販売促進の一環だったようです。

この日(7月2日頃)は、田植えが終わってひと月あまり...。稲がタコの足のように広がって、吸盤で大地にしっかり
と定着するようにとの願いや、タコが持つ疲労回復成分を摂取して元気に...そんな意味があるようです。雑節(入梅
=イワシ、土用=ウナギ)、雑節と魚を食べる習慣、大いに関連ありそうです。この話題いずれ。



久しぶりにキンメ

2020年06月09日 | 銚子の魚

写真はキンメダイ...。銚子ではブランド魚として、銚子つりキンメ...。もはや説明は不要かと思います。
ビンチョウマグロの水揚げ見ていたら、キンメ船の方々が続々とやってきて、選別作業に入っておりました。
キンメはブランド魚...。漁獲方法のみならず、大きさ等、厳格な基準がありますので...。

ああ確かにキンメ(金目)だ...(写真)と、見慣れた風景ではありますが、素人のようにしばし感動...。
銚子のキンメは、たて延縄と呼ばれる漁法、分かりやすく言えば銚子のキンメは網でとることが禁止され
水揚げは釣りによるものだけ。針の本数から始まって、非常に細かい基準・資源管理型漁業の典型です。

キンメの価値をここまで引き上げ、資源管理はじめ様々な取り組みを意欲的に行ってきた漁師の方々には
本当に感服しておりますし、その美味しさも別格。そして、いつも思うこと...、この魚、かつては殆ど価値
を見出されていない、いわゆる未利用魚扱いだったこと。今から40年ほど前と記憶しております.。

食べたら美味しいのに...。もう一息頑張ったら~になったのに...。食べる前に、もう一息頑張る前に、
どうせ...、だから...と諦めてしまったもの(こと)多いのでは...(もちろん私を含めて)。ブランドとは、
諦めずに努力を続けてきた人々の生き様が投影されたもの...。改めてそう思います。

小キハダ

2020年06月03日 | 銚子の魚

例年...という期間がどのくらいの長さを示すのか不明ながら...。写真はキハダ(マグロ)...。先日、後にマグロを
付けるな失礼だ云々と書きましたが...。例年ですとこの季節、巻き網船によるキハダ漁、特に小キハダ(小さな
キハダの意です)が最盛期のはず...。記憶を遡れば、3年前大豊漁、昨年大空振り、今年は...と思いきや...。

現在、マグロ類の水揚げ風景はビンチョウ一色...、小キハダは数えるほどしか見ておりません。予想では4月末
あたりから本格化し、今は最盛期とのことでありましたが...。例年は...、予想では...、計画では...、従来型の思考
回路に従えば、以前のデータに直近の趨勢などを加味し、こうなるだろうから、こうしよう...と。

自然を相手にしている漁業者や農業者の方々と、この15年ほど一緒に過ごして参りました...。台風や時化、病気
や寄生虫、さらには風評被害等々...と。仕方ない...。この一言で片づけざるを得ない現実が多々ありましたが、
それでも生きていかなくては...。AがダメならB...、BがダメならC...。ピンチを何とか凌いで、次のチャンスに...。

何て不安定な...。確かにその不安定さから(農業、漁業は)敬遠されて参りましたが、コロナによる強制リセットで、
みな気が付いたはず...。安定などないこと...。改めるべきは過度に安定を求めること、変わる勇気を捨て去ること...。
甚だ生意気なことを書きましたが、時代の潮目は農業者、漁業者の生き方に学べ...、そう言っているように思っております。



そしてビンチョウ

2020年06月02日 | 銚子の魚

写真はビンチョウマグロ...。銚子ではトンボ...と呼ばれております。ヒレが長く確かにトンボのようでもあります。
ビンチョウ、ビンナガ...、どちらが正式名称か分かりませんが、ここではビンチョウで通します。マグロ漁師さんや
マグロ仲買の方々(要するにその道のプロ)ビンチョウはビンチョウであって、マグロの名を後ろに付けるな...と。

プロ曰く、マグロと呼んで良いのは、クロマグロ(本マグロ)だけ。あとは、キハダもバチも、ビンチョウも
後ろにマグロと付けるな失礼だ...。とのことであります。海の王者に対する敬意なのでしょうが、だからと言って
他は美味しくないのか?と言えば、当然のことながら全くそんなことはありません...。

昨日掲載のように、本年のビンチョウマグロの水揚げは大豊漁。4月に伊豆諸島北部に大きな群れが形成され、
以降、大きな群れが断続的に見つかっているのだそうです。そして世の中、自粛、巣篭もり、備蓄などと言われて
ました。そこで缶詰が良く売れている(=需要がある)(=市場での価格が高く、安定している)...。

ビンチョウマグロはツナ缶の原料になるのです...。旺盛なツナ缶需要に支えられ、ビンチョウ相場も堅調。漁師さん方、
カツオが取れず、一抹の寂しさあるも、その不漁分を補うビンチョウマグロの豊漁...。いないものに未練残すより、
生き残っていくためにこのチャンスを逃さず...。昨日同様、これからを生きるヒント。漁師の生き方に学ぶ...であります。

メヒカリ

2020年05月28日 | 銚子の魚

写真はメヒカリ...。正式名称はアオメエソ、マルアオメエソ...。私には厳密な区分は分からないのですが、
ここではメヒカリ(目光り)と。福島県のいわきでは市の魚として名物になっているし、静岡県ではトロボッチ
と呼ぶのだとか...。これまたそう名付けるに至ったいわれがあるのだと思います...。

参協味蕾豚(さんきょうみらいとん)のふるさと、宮崎県でも一般的な魚であるし、結構各地で食べられて
いるようです。銚子では沖合底引き船での水揚げ...。水深200m以上の深いところにいる魚です...。以前は、
(30年くらい前)は雑魚扱いで地元消費が殆ど、現在は...値段だけ見たら高級魚です...。

私は1989年(平成元年)に上京しましたが、その当時は東京でメヒカリなどと言うと、何それ...。でした。
メヒカリは帰省時、仲間と地元(銚子)の料理店さんで食べる地元の美味しいもの...。特に唐揚げ...。それが
10年もすると、東京の飲食店でも見掛けるようになり、あっという間に美味しい魚として広まって...。

人気が上がれば値段も上がり、漁師さんや仲買の方々にとっては喜ばしいことなんですが、自分たちだけが
知っていた地域の逸品が全国区に、喜ばしくもあり寂しくもあり...。いささか自分勝手な感情も入ってしまって
おりますが、多くの方に地域の逸品の価値を認めて頂けること、これは間違いなく有難い事であります。

カナガシラ

2020年05月27日 | 銚子の魚

写真、カナガシラ...。もう10年以上前になりますか、ホウボウとカナガシラ並べ、似て非なるもの...と掲載
した覚えがあります...。このカナガシラ...、銚子では(と言っても浜の70歳以上の方々...)“ゴンゼ”と呼んで
いる...。その由来などサッパリ分からないのですが、ゴンゼ、ゴンゼ...と。

サヨリを“セイランボウ”と呼び、過日掲載のカスザメ...、英名:エンジェル・シャークですが、浜言葉では、
バイオリン...。何故?ということですが皆目見当が付かない...。きっと何かいわれがあるのでしょうが、
ここでは詮索せずに...。浜言葉で魚が特定できるようになったこと...、銚子生活・出戻り15年の成果です。

ホウボウ、カナガシラともに、白身の上品な魚なのですが、姿形は似ていても、やはり似て非なるもの...。
ホウボウの表面はツルツルしてますが、カナガシラはザラザラしている。羽の部分の色も違うし、何と言って
も顔が違う...。カナガシラは何となく可愛らしく...。ドラえもんの“スネ男”に似てるな...と。

頭が固いのが特徴で、お食い初めなどで使われる魚...。業者さんの間では写真のサイズ(手のひらくらい)が
最も扱いにくい(身が少ない、用途が限られている)と言われており、ほぼ地元消費の魚...。でも侮ること
なかれ、皮のザラザラは焼くとパリパリになり、干物にして皮ごと...。最高であります。




タチウオ

2020年05月19日 | 銚子の魚

以前、地元の地魚回転寿司店さんでのタチウオの握りを掲載...。バックナンバー眺めてましたら本年の
2月26日でした...。水揚げしていた二艘巻き(船)と握りの写真のみ掲載し、肝心のタチウオ(の写真)
忘れ...。比較的よく揚がっていたので、次回、次回と思っているうちにタイミング合わず...。で本日。

タチウオは地元(銚子)の小型底引きでも、二艘巻きでも水揚げされますが、本日掲載のタチウオは
大洗(茨城)からの陸送もの...。陸送...、大洗港で水揚げされた魚(タチウオ)をトラックで陸路・銚子へ。
銚子(地方卸売市場)にてセリに掛けられておりました。

銚子は基本的に“水揚げ港”...。確かに地方卸売市場(産地市場)が併設され、セリが行われておりますが、
お客様方の要望に応え、全国各地から陸送で魚を集める消費地市場とは若干様相が違っております。銚子で
陸送は少ないのですが、それでも陸送と言うことは何らかの理由があります(需要、価値、その他)

知人の釣り〇〇さんから、年明けから大洗~鹿嶋にてタチウオ入れ食いと聞いておりました。大きな魚群が
形成されていたようです。大洗ものは、魚体のスレが少なく評価が高いとのこと。ということは釣りもの
なんですかね。あの怖い顔ながら、味は最高級と言われています。天日干し(写真2枚目)も最高でありました。


ヒラメ(の5枚おろし)

2020年05月09日 | 銚子の魚

こんな時だから出来ること、自分の生活圏内で完了すること、今いるここでしか出来ないこと、
お金が掛からないこと....総合して出てきた一つの答え...、魚の捌き方覚えること...。しかもアジ、
サバ、イワシ、サンマ、唯一上手いと自画自賛しているサメ以外で、ちょっと難しいもの...。

そして出てきた答え、ヒラメ...。しかもプロの料理人さんではなくて、漁師さんに教わる...。
写真は残念ながら私ではなく、先生(漁師さん)が捌いているところなのですが、本当に見事
なものでありました。包丁は小さな出刃一本で...。

コロナ騒動前、銚子へお越しになる観光客の方々に、銚子で何を楽しみに、また何を期待して
お越しになりましたか?と聞いたところ、まず美味しい魚が食べたい...。そして想像以上に多
かったのが、魚の捌き方覚えたい...。やはり...、モノからコトへ...実感しておりました。

寒中を過ぎたとはいえ、ヒラメはやはり高級魚...。例の問題の直撃を受け、相場暴落...。
そして漁師式・ヒラメの5枚おろし習得の教材に...。考えてみればかなり贅沢ですが、こんな時期
だからこその経験であります...。騒動収まったら、講師になれるよう頑張ります...。

特大・ヒラマサ!

2020年05月07日 | 銚子の魚

写真はヒラマサ...。しかも、今まで見たこともない特大級...。昨日の巻き網船(近海の二艘巻き)の水揚げ...。
計量したら41kg...。体長は1m20~30cmあったでしょうか...。このヒラマサ、釣りファン・垂涎の
魚...。この魚に会いたくてハマり、一度でも釣ってしまったら、その引きが忘れられず、さらにハマる...。

昨日はこうだったのです...。一昨日、深い濃霧の中出漁した、近海小型底引きの方々が、沖でデカイのが
入ったと連絡をくれた...。60kg・1m越えのイシナギ...。これは珍しいと市場に行ったら、そこにこの
ヒラマサがいたという次第であります。ただ、こんなに大きな魚が立て続けに...、何故かちょっと心配で...。

コロナ騒動、真っ只中でありますが。先々週は台風並みの暴風雨...。そして先週末から立て続けに、あの
嫌な音...。緊急地震速報であります。銚子周辺・千葉県北東部の震度は3~4なのですが、どうもあの音、
トラウマでして...。今まであまり見たことも無いような特大魚...。海の中で何かがあったのだろうか...と。

最近は一難去って、また一難ではなくて、一難去らずに、また(さらに)一難・多難...。杞憂に終わること
願っておりますが...。心配も度が過ぎれば何とやら...。本日は珍しい(大きさの)魚。余計な心配はひとまず
置いて、縁起物くらいに考えて...。それにしても大きなヒラマサでした...。

サヨリ

2020年05月02日 | 銚子の魚

そろそろ春が終わってしまう...。旬のサヨリとサワラ掲載しようと思い探しておりましたが、なかなかタイミング
が合わず...。携帯のメールに、入船・水揚げ時間の、目安の連絡が入るのですが、ちょっと早過ぎた...、事務所に
戻って一仕事終えてから行こう...。行ってみると今度は遅すぎた...。そこにずっといれば良いのですが...。

仲間にお願いし、写真撮ってもらえば良い事なのですが、ブログ開始から写真は自ら撮ったものだけを掲載する...。
大したルールは無いのですが、写真は自分で...。少ないながら(自らが勝手に決めた)ルールの一つであります。
臨場感とでもいうのでしょうか。実際にそこで見る...。写真だけでは伝わらない、何かがあるのです...。

念願のサヨリ...。茨城県・大洗方面の漁師さん方が銚子港で水揚げしたもの...。銚子港・春の風物詩であります。
そろそろサヨリ漁も終わり、これからキハダマグロやカツオ、入梅イワシの季節になって参ります。俗世間の
混乱をよそに、魚たちは季節を感じているようです(最近は、ちょっと?かなり?間違えることもありますが...)

サヨリ...。過去に何度か掲載しました。銚子では、少なくとも私が育った海辺の50代以上は、セイランボウ...と。
何故セイランボウと呼ぶのか、いまだにわかりませんが、20代までは時に岸壁へ大量に押し寄せてくる面白い魚。
そして今、旬の春に丸干しで、お酒の肴に最高の逸品...。非常に味わい深い魚です...。