銚子・角巳之・三代目

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枯れるまで...。

2024年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数年、春の南房総で購入したカサブランカの球根を植えて生育を見守るのが楽しみ...に
なっておりました。植えたら咲くまで。咲いたら枯れるまで。これが最低限の責任と思って
おります。ここ数年、10個植えて1~2個は咲かないまま腐ってしまうものもありましたが...。

今年は植えたすべて、花が咲きました。一個だけ生育が遅れていたものがありましたが、これも
他の花が枯れた後、大輪の花を咲かせました。早生、晩生...、早く咲くもの、遅咲きのもの、
事情はそれぞれながら、植えたら咲くまで、咲いたら枯れるまで...。

最近、“枯れる”という表現に惹かれます。卵⇒幼虫⇒サナギ⇒成虫...、昆虫の一生にこういう課程
がありますが、生育課程だけでなく(反対に)...。成虫になった後、死んでいく前にサナギ状態
と言いますか、枯れて行く...という時間があり、この時間に輝きを感じております。

成虫が卵に戻る訳がありませんが、花が咲いて完全に枯れるまでの時間、成虫が空を飛び、やがて
死んでいく少し前の時間...。終わりを意識すると、終わる少し前の時間はその長さではなく濃さや
深さと気付きます...。さてさて2024年もカサブランカ生育観察記でした...。