いやぁ昨日紹介した中後率いる(?)大学日本代表だが、キューバに7対12と打ち負けた。
2戦連続完封勝利を記録していた日本自慢の投手陣は、先発の藤岡貴裕(東洋大3年)が初回に2本の本塁打を浴びるなど4回4失点。7回から登板した菅野智之(東海大3年)は自己最速の157㌔を記録したものの、2本塁打を含む3失点とキューバ打線の力を見せつけられた(中後もタイムリー&犠牲フライ)。
打線は2回に鈴木大地(東洋大3年)の3ランなどで逆転に成功し、9回にも多木裕史(法大2年)のタイムリーなどで3点を返す意地を見せたが、制球を乱しがちなキューバ投手陣を攻め切れなかった。残念!
野球の話題をもうひとつ。夏の甲子園の大阪予選。あの牛島、香川のバッテリーを擁した‘79年以来、31年ぶりの夏の甲子園まであと1勝とした大体大浪商だったが、決勝で履正社に0-3で敗れた。その履正社は13年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めたわけだが、今売り出し中のオリックス・T-岡田の母校だ。飯塚っていいピッチャーみたいですね。
では今日の競馬を振り返る。小倉で行われたサマー2000シリーズ第3戦【第46回小倉記念】は、酒井学騎乗の9番人気ニホンピロレガーロが中団追走から徐々に進出すると、直線で4番人気バトルバニヤンとの競り合いをハナ差制して優勝、重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分57秒9。また、落馬負傷から4か月ぶりに復帰した武豊騎手騎乗の1番人気スマートギアは、大外から追い込んだものの届かず2着馬から1.3/4馬身差の3着、僕が推奨したサンライズベガは直線伸びず7着に敗れた。
勝ったニホンピロレガーロだが、休み明けではあったもののいい仕上がりであった。またレース振りも今までとは違う前よりの位置で競馬を運び、強い競馬であった。これは酒井の好騎乗と言っていいだろう。あっぱれ! こういう競馬ができれば次も面白いかもしれない。2着のバトルバニヤンは強行軍でありながら疲れどころか、これまでにない切れを見せた。この時期も小倉という馬場も合うとはいえ、惜しい勝利を逃した。鞍上の和田の仕掛けも抜群だったが、今回は運がなかったということだろう。3着のスマートギアはさすがに良く走る。今日のところは、展開がイマイチだったが、ここでの力は一枚上だろう。僕が推したサンライズベガは先行策を採ったが、直線失速。この馬は一歩足らない馬なのであろう。尚、ニホンピロレガーロの通算成績は28戦6勝(重賞1勝)となった。
勝ったニホンピロレガーロ(牡7・服部厩舎)は父アドマイヤベガ、母ニホンピロポリーナ(母父ニホンピロウイナー)という血統。半兄にニホンピロサート、叔父ニホンピロジュピタがいる。アドマイヤベガ産駒は今年の【東京JS】のギルティストライク以来通算24勝目。平地重賞は【小倉大賞典】のオースミスパーク以来となった。
それから、鞍上の酒井学のJRA重賞は昨年の【北九州記念】のサンダルフォン以来通算3勝目。管理する服部利之調教師のJRA重賞勝利は’07年【シルクロードS】のエムオーウイナー以来8勝目となった。
8月7日からいよいよ夏の甲子園が開催する。予想は来週するが、楽しみで仕方ない。