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好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

MLBプレーオフ展望

2009-10-09 22:04:31 | 野球

 いよいよ始まったMLBポストシーズン。今年は優勝2回のレッドソックスを始め、’02年以降ワールドシリーズを制した強豪4チームがそろい、しかもヤンキース、ドジャースというメジャーリーグを代表する超名門が名を連ねるなど、ワクワクするようなチームが勝ち上がった。また、出場8チームのうち、3チームに日本人が在籍するから目が離せない。実力伯仲、見どころ満載と思えるポストシーズン、その展望を勝手にしてみる。

◎アメリカン・リーグ
●【東地区王者】ヤンキース対【中地区王者】ツインズ
 過去の成績、データからみる現在の戦力の両面から見てもヤンキースが圧倒している。地区シリーズでは2回対戦しているが、いずれもヤンキースが3勝1敗で優勝を決めた。まして今シーズンの対戦成績はヤンキースの7戦全勝だから圧倒的有利といっていいだろう。 しかしやってみなければわからないのがプレーオフ。現に’07年、ヤンキースはレギュラーシーズンで負けなしの6勝したインディアンスに地区シリーズで敗れているのだ。今年はツインズの調子の上がらない5月までの対戦。それも、振り返ってみると、6試合中5試合までが2点差以下だから、ツインズがそれだけ善戦していたともいえる。しかも、ツインズは1試合プレーオフで進出してきた勢いもある。 でも今年のヤンキースは強い。初戦先発の左腕サバシアはレギュラーシーズン最終登板で打たれはしたが、安定した投球に不安は見当たらない。ポストシーズンでは2勝3敗、防御率7.92と成績を残していないが、今シーズンは酷使されていないので心配はないだろう。ベテランの左腕・ペティットも円熟味を出して不安はない。唯一心配はバーネットのばらつきのある投球か。それから今年はブルペンも磐石である。守護神リベラまでつなぐ投手はセットアップマンのフヒューズの他にもアセベスら人材豊富で、このシリーズにはチェンバレンも加わるから心強い。
 一方、打撃陣は球団新記録の244ホーマーをマークした破壊力は凄い。1番を打つジーターを筆頭に9番まで全く息が抜けない。パンチ力のあるスイッチヒッターが4人もいて、しかも走れる選手もいる。多彩な攻撃ができるのだ。そのうえ、チャンスに力みが目立っていたA・ロッドにも大きな変化が表れて、確実に走者をかえせるようになってきた。5番松井もヒザ痛と戦いながら持ち味を発揮する(初戦でホームラン)。ポストシーズンは通算3割2厘、6本塁打、26打点と強く、大きな期待が持てるだろう。どこからみても、今年のヤンキースは強い。
 対するツインズは9月6日(現地時間)には7ゲームも離されていたにもかかわらず、それを逆転。しかも腰を故障した大砲モルノーを欠きながら成し遂げた。Wソックスのギーエン監督は、その戦いぶりをみて「ピラニア軍団」と呼んだが、この1カ月はまさにそのものだった。そのうえ、今年は28年間馴染んできた地元球場メトロドームが最後の年になるというエクストラのモチベーションがある。明日のヤンキー・スタジアムの試合で1勝すれば、熱狂的なファンの声援を受けて、大金星を挙げることだって無きにしも非ずだ。
 ツインズ最大の強みは47セーブのネイサンという絶対的守護神を抱えていることだ。絶好調のベイカーを中心とした先発陣がしっかり試合を作れば勝機は生まれる。 同じようなことは打撃陣にもいえる。3度目の首位打者に輝いた天才マウアーの前に、いかにして走者を出すか。敬遠された場合に、32本塁打のカドヤーと28本塁打のキューベルが期待に応えられるかが鍵となる。
●【西地区王者】エンゼルス対【Wカード】レッドソックス
 エンゼルスにとってはなんとしても倒さなければならない相手だ。この2年を含めて、地区シリーズでは過去に3回対決しているが、いずれも完敗している。通算で10回対戦して1勝9敗。実際、レギュラーシーズンではこの17試合で13勝4敗とむしろ圧倒しているのだから不思議な数字だ。どういうわけか、ポストシーズンなると打線が沈黙、思わぬミスを繰り返す。しかし今年はひと味違う感じだ。ソーシア監督も「先発投手陣は監督に就任してから10年で最も層が厚く、打撃陣も素晴らしい」自信をみなぎらせている。
 とにかくこのエンゼルスは投打にバランスが取れ、機動力を使える完成度の高いチームだ。特に攻撃面では選球眼が抜群で粘り強いアブレイユの加入で、チーム全体がしぶといバッティングをみせるようになり、ますます怖い打線になってきた。ホームランは決して多くないが、チーム打率ではヤンキースを抑えてリーグトップである。1番の俊足フィギンスが調子の波に乗れば、くせ者ぞろいの打線は一気に畳み掛ける攻撃ができる。また34本塁打と大ブレークしたモラレスも注目だ。 投手陣は故障者続出し、出そろったのは7月のトレードで左腕カズミアーを獲得してからだった。初戦を任されたエースのラッキー、ウィーバー、そして左腕ソーンダースと続く豪華先発陣は凄い。ただ問題もある。ブルペンだ。信頼絶大のセットアッパーのシールズを故障で失い、例年に比べると弱体化している。クローザーのフエンテスは力で抑え込むタイプではないので、リードを広げた形でバトンを渡したいところだ。
 対するレッドソックスの強みは、レスターとベケットという左右エースを持っている点にある。しかも2人ともポストシーズンに強い。レスターは2勝2敗ながら防御率は2.25、ベケットは7勝2敗で2.90だ。続くバックホルツも終盤に調子を上げているだけに、期待が持てる。松坂がリリーフに回るブルペンは多彩なスタッフがそろっている。パワーだけでなく投球術を磨いて安定感が増した守護神パペルボンを始め、100マイルのバード、移籍の左腕ワグナー、そして岡島と斎藤らで編成する。ブルペンだけ比べたらポストシーズン進出チームの中でも一、二を争う戦力だ。
 打撃陣も充実している。2年連続盗塁王のエルスブリーから始まる打線はスピード、パワー、堅実性とあらゆる要素を備えている。心強いのはスランプにあえいでいたデオルティーズが後半調子を上げ、最終的に28本塁打を放ったことだ。心配は走られっぱなしで、盗塁阻止率1割にも満たないバリテック。おそらくマルティネスがマスクを被る機会が増えるだろうが、そうなると打撃への悪影響が考えられる。走ることでエンゼルスのリズムが生まれることになると、レッドソックスには苦しいシリーズになるだろう。
《予想》シーズン前はRソックスがV候補で、ヤンキースが対抗としていたが、やはりヤンキースが強そう。しかしそれじゃ面白くないのでリーグ優勝エンゼルスとしたい。

◎ナショナル・リーグ
 ●〔東地区王者〕フィリーズ対〔Wカード〕ロッキーズ
ワールドシリーズ2連覇を狙うフィリーズとって、一昨年の地区シリーズの借りを返す雪辱戦だ。相手は一時借金が「12」、監督の途中交代もあったロッキーズ。しかし新監督就任後は74勝42敗という超ハイペースの追撃をみせてワイルドカードでポストシーズン進出を果たした。ロッキーズとしては2年前の残り14試合に13勝1敗の驚異の追い込みで1試合プレーオフにこぎつけ、そのあと7連勝でワールドシリーズに進出したミラクルがあるだけに、夢の再現の可能性も否定できない。 それでも戦力的にみるとやはりフィリーズに分があると思う。左投手が苦手(先発したときには5割の勝率しかならない)のロッキーズに対し、フィリーズは7月のトレードで獲得した昨年のサイ・ヤング投手リー、昨年のワールドシリーズMVPハメルズ、そして新人王候補ハップの3人の強力左腕トリオを擁しているのは心強い。
 さらに、打線は45本塁打のハワード以下、30ホーマーカルテットが控え、31盗塁のロリンズなどスピードも兼ね備えており、高い得点力が望める。ただそんなフィリーズにとって唯一の弱点がある。昨年、開幕からワールドシリーズまでセーブ機会に一度も失敗したことのなかった絶対的な守護神リッジが今年10回以上も失敗するという信じ難い不振に陥っていることだ。
 一方、ロッキーズの強みは、驚異的な追い上げでドジャースの地区優勝さえ脅かした爆発力。その原動力になっているのが24歳の若き4番打者トゥロウィツキーとチーム最古参のヘルトン。この2枚看板を含めたベストメンバーのうち7人が生え抜き選手で、チームの結束力も高い。
 投手陣は先発陣に進化を遂げている15勝のヒメネス、16勝と大ブレークした左のデラロサ、ベテランで15勝を挙げたマーキーと揃っている。またクローザーのストリートの調子も上がってきており、ブルペンも安定している。
 両チームの監督はロッキーズがベンチコーチから途中昇格したトレーシー(元大洋(現横浜))で、フィリーズがご存知赤鬼マニエル(元近鉄、ヤクルト)。こちらの対決も興味深い。
●〔中地区王者〕カージナルス対〔西地区王者〕ドジャース
 全米注目の監督対決ということなら、現役最多勝監督のラルーサ(カージナルス)と、現役3位のトーリ(ドジャース)という、ともに監督通算2000勝をマークしている現代の名将対決だ。 成績だけをみると、リーグ最高勝率、チーム防御率リーグトップ(3.41)、チーム打率リーグトップタイ(2割7分)のドジャースが有利だが、レギュラーシーズンの対戦でもカージナルスが5勝2敗と勝ち越しているし、ドジャースは地区優勝へのマジックを「1」にした段階で5連敗と苦しんだことが象徴するように、投打とも調子を落とした状態でポストシーズンを迎えたので、接戦が考えられる(ドジャース2連勝だが・・・)。  投手陣としては先発陣で昨年のポストシーズンで2勝をマークした黒田が首に痛みを訴えて登録を外れたことが痛い。柱になる左腕ウルフ、2年目の左腕の豪腕カーショウ、黒田の代役となるパディーヤの頑張りが勝ち上がるためには必要不可欠となる。ブルペンに目を移すと、守護神ブロクストンを中心にパワー投手がそろい計算ができる。
 打撃陣は主砲ラミレス次第。火がつけば、成長著しいケンプらも絡んで得点力は間違いなくアップする。そして試合がもつれた場合には、今年だけで4本のサヨナラ本塁打と2本のサヨナラ打を打ったドラマチックなイーシアがいるのも面白い。今年ドジャースは1点差試合で28勝するなど、接戦をものにできる力があるだけに、やはり先発次第というところだろう。
 一方のカージナルスの先発陣は防御率のタイトルを獲得した17勝のカーペンターと最多勝タイの19勝ウエインライト中心に回る。この二人の先発陣は強力と思っていたが、いきなり二人でドジャースに連敗したのは痛い(シーズン、この2人で連敗したのは一度だけだった)。それもドジャース相手には合わせて30イニングで2人から5点しか取られていなかったのだから、指揮官のショックは大きいだろう。またあとは3番手ピネイロ以下の頑張り次第となるが、ブルペンにはクローザーのフランクリン、超ベテランのスモルツに、先発のローズが回るのだから、まだ侮れない。
 打線の中心はメジャー最強打者といっていいプホルス。今年は47本で初のホームラン王に輝いた。またデビューからの3割、100打点も9年まで伸ばし、自己の持つ記録を更新する活躍をみせた。それから7月には4年連続3割をマーク、一発もあるホリデーが加入して、シューマーカーら脇役を加えた打線は強力だ。
 14回目のポストシーズン出場のラルーサ監督、かたや14年連続出場のトーリ監督。どちらが勝つにしてもハイレベルな試合が期待できると思っていたが、まさか3戦で・・・ということはないだろう。
《予想》シーズン前はレッズがV候補で、フィリーズが対抗だったが、こちらも予想変更でリーグ優勝はフィリーズとしたい。

  では明日の予想。開催替わりで不安もあるが血統で攻めてみる。まずは東京9R【プラタナス賞】。本命は12番ベビーネイル。前走は芝の重賞を使ったが、14㌔増の上に1角でごちゃついたもので、力負けではない。元々デビュー戦でダート圧勝の馬,ダートに戻ればアッサリがあっても不思議ではない。血統的にも母父BTは魅力で、父コロナドズクエストも悪くない。
 東京からもうひと鞍12R。このレース普通に走れば6番ジャンバルジャンだろうが、アテにならないのも事実で人気になるだけに買いたくない。ならば3歳馬11番フリソだろうが、こちらも2100m初体験が気になる。そこで本命に指名したのが2番キングブライト。休み明け2戦目となるが、東京の2100mには実績があるし、なんといっても母父マルゼンスキーという血統が魅力。3着なら十分あると見る。
 京都からは11R【大原S】。ここは6番ヤマニンウイテカーが断然人気となるだろう。血統的にもマンハッタンカフェ×SWはピッタリだし、実力も前走で【青葉賞】2着のクリスタルウイングを一蹴したのだから、その人気も頷ける。勿論この馬は“買い”なのだが、もう一頭血統的に魅力的な馬がいる。それは8番アヴェンティーノ。ジャンポケ×SSはこの条件ぴったり。ようやく待望の良馬場で迎えられる今開催で一発を狙いたい。

  遂にセ・リーグのCS出場チームがヤクルトと決まった。正直一時期はもう無理と思ったが、終盤に来て投手陣が踏ん張った。これで中日と争うことになるが、宮本、青木の3,4番の打線はいかにも心もとない。ただそれでも勝てるのが、野球だから面白い。 

 今オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞というニュースが流れてきた。11月には来日も決まったようだし、まだまだノッチには運があるようだ。そういえば、月曜日太田プロライブでオバマ&SPに会いにいったら、鳩山総理(鳩山来留夫)にも逢えました

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