風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

白いツリー

2014-02-13 | 生活の風景


写真で見ると微かに紫がかっているが、
肉眼では真っ白な東京スカイツリー。
雪の予報だからかな?

レースのドレスを身にまとった
雪の女王の裳裾のようだ。
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お土産

2014-02-13 | 生活の風景




プロ入りした大学野球部同期の応援に
宮崎のキャンプ地まで出掛けた次男。
入籍後初めての夫婦旅行だから
まぁ新婚旅行みたいなもんだ。

花巻のお互いの実家だけでなく、
東京にいるこちらまでお土産を送ってくれた。
家族で宮崎に行った人間はいないから
どんなお土産が届くのだろうと思っていたら
お菓子の他にお銚子とお猪口のセット。

お銚子に書いてある文字を見て、思わずホロリ。
「なんでコレなんだ?」と独りごちながら
泣き笑い。
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東京でカマクラ

2014-02-12 | 生活の風景


北国の冬は日常的に雪がありウンザリしているため
あまりカマクラまで作ることを考えないが
(雪かきだけで疲れ果てている)
たまにしか降らないと(しかも記録的な大雪だと)
やっぱりどこかテンション上がるよねぇ。
デコレーションも可愛くて秀逸。

そういえば子どもたちが小さかった頃は
雪かきで積み上げた雪の山くりぬいて
自宅でも作ったことあるなぁ・・・(^^)
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カサブランカ

2014-02-11 | 世界・平和






小学生の頃
映画「カサブランカ」を親父に見せらせて以来
ずーっと憧れていたモロッコの海辺の街。
スクリーンに映った、猥雑で活気に溢れたエキゾチックな街は
なんだかおとぎの国の街のようで行ってみたかった。
テレビの番組で見たカサブランカは現代の姿だけれど、
狭い路地が入り組んだ旧市街は映画の世界そのまま。
市場も活気があってなんだか嬉しくなった。
路地の片隅でジャンベ叩いている若者、歌ってるおじさん、
エーゲ海沿いの青空の元、洗濯物を干してるおばさん、
サッカーをしている少年たち、のんびり仕事のパン屋さん・・・

モスクにいたおじさんの言葉が印象的。



「カサブランカにはいろんな人が住んでいる。
ユダヤ人、キリスト教徒、イスラム教徒がともに住んでいる。
同じ街に住めばみんな一緒だ。
みんなでタジン鍋を囲み、ミントティーを飲む。
それがカサブランカさ」



モロッコとは「日の沈む国」という意味だそうだ。
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都知事選結果を見て

2014-02-10 | 世界・平和
「原発立地可否をめぐって行われる住民投票は駄々っ子の甘えだ」
                    (1996年雑誌に寄稿)
「核のゴミはシベリアの人の住めないところで管理すればいい」
             (昨年12月ラジオのトーク番組にて)
「私も脱原発を言い続けています」 (立候補時の記者会見より)
「脱原発とは原発依存を無くすということ」(立候補後の記者会見より)
「原発依存体質を少しずつ減らすのは重要だが、国との調整も必要」
                    (当選後の舛添さんの発言)

以上は舛添さんによる原発に関してのこれまでの発言。
要は
「原発は国の施策だから国民は黙って従え」
     ↓
「自分も実は無い方がいいと思ってる」
     ↓
「でも原発をどうするかは国が決めることだから知~らない」
ってことね。・・・無責任。

ところで都知事選の結果について自民党からは
「ワンイシューポリティカルの手法はもう古い」
という声が出てるけど、選挙結果をよく見て欲しい。
確かに当選したのはは舛添さんだが、
「ワンイシュー」を唱えた細川さんはじめ、
「脱原発候補」は3人合わせて1,951,341票を獲得している。
これはほとんど住民投票に近いのではないだろうか。
つまり舛添さんを支持し、当選させた人たちとほぼ同じ人数が
「脱原発という施策」を支持したことになる。
「舛添さんが評価された」と言うのなら
「脱原発」も評価されたと認識すべきだと思う。

  舛添要一  2,112,979
  宇都宮健治  982,594
  細川護煕   956,063
  鈴木達夫    12,684

それでも安倍内閣の
「私たちには、低廉で安定的なエネルギーを供給していく責任がある。
 原子力規制委員会が基準に合うと判断したところについては、
 地元の皆様の同意を得る努力をしながら、再稼働をしていきたい」
                        (安倍首相発言)
という方針は変わらないんだろうな。
なぜなら、輸出産業としての原子力技術が重要と考えているだろうし
これまでかけてきた膨大な予算がムダにもなるから。
それどころか↓こんな恐ろしいことが実はホンネだったりするんだろう。
「原発をなくしてはいけない。
 なぜならどの国も原子力政策と核政策はセット。
 日本は核を持つべきだとは思ってはいないが、
 核を作ろうと思えば作れるというメッセージは周辺国への抑止力になる」
               (報道ステーションでの石破幹事長発言)


ところで、選挙結果を見ながらふと嫌な予感を感じた。
もしかしたら細川さんの突然の立候補は自民党が黒幕なのではあるまいか。
「脱原発ムーブメント」で宇都宮さんが勝ってしまったら厄介だ。
細川さんなら、もし勝ったとしてもバックは自民党員の小泉さん。
多少スポイルされたとしても自民党が勝つことに変わりは無い。
しかも「脱原発」票はうまいこと割れてくれるだろうという計算も成り立つ。
それどころか、舛添さんが勝ったことにより
小泉さんの求心力は一気に無くなり安倍ちゃんの足元がより強固になる。
小泉さんが身を呈して安倍ちゃん、ひいては自民党の足場を固めた
確信犯だったのかどうかまではわからないけれど
少なくとも細川出馬の後がに舛添さんが勝ったことは
今の自民党におおいに有利に働いたことは確かなことだろう。
そう考えると、小泉さん自身が出ずに細川さんを担ぎ出したって理由も
自ずと理解できるというものだ。

本当にそうだったのかどうか、想像の範囲内でしか無いけれど
(でも流れを見るとそう思わざるを得ない)
でも事実だったとしたら・・・
イデオロギーもイシューもあったもんじゃない。
選挙は政策ではなく戦略で行われていることになる。
有権者は徹底的になめられてる。
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「ホテルローヤル」

2014-02-09 | 読書
人間って
愚かで哀しい存在だけど、
だからこそ愛しい。

直木賞受賞作。

「ホテルローヤル」桜木紫乃:著 集英社
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私たちの望むものは

2014-02-08 | 世界・平和
「すなわち、
 戦闘や殺りくのシーンが、この映画のメインなのではない。
 君の指摘の通り、実は殺し殺されるものたちが、
 それぞれの家族が無言で願っていた平和こそが、
 真の主役なのではないだろうか。
   (中略)
 個々人が切に望んでいるのは、さりげないことだ。
 家族が揃って、一緒に食卓を囲んで、日々のできごとを会話する。
 ただそれだけのことだ。
 そんな「小さな平和」すら、決して許されないのが戦争なのだ。」
              (原田マハ「キネマの神様」より)



本当に私たちひとりひとりが望んでいることとは?
金持ちになることなのか?
損得なのか?
他人に勝つ、他人より先んじることなのか?
もっと根源的で、もっとシンプルなことじゃないのか?



「私たちの望むものは 生きる苦しみではなく

 私たちの望むものは 生きる喜びなのだ



 私たちの望むものは 社会のための私ではなく

 私たちの望むものは 私たちのための社会なのだ



 私たちの望むものは あなたを殺すことではなく

 私たちの望むものは あなたと生きることなのだ


 私たちの望むものは 決して私たちではなく

 私たちの望むものは 私でありつづけることなのだ」


 (詞・曲・歌:岡林信康「私たちの望むものは」より)
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キャッチボール

2014-02-06 | 風屋日記
「人々は父親を思うとき、
 大きい、あたたかい、きびしい、やるせない、
 どうしようもないなにかを感じずにはいられないはずです。
 母親にはどうしたって勝てないのが父親なのです。
 その父にはできて、母にはできないこと。
 いずれ『父』となる息子とのキャッチボールがそれなのです。
 夕暮れに野原で父とするキャッチボール。
 そのときの光景を思い出にもつ人は、
 幸せな人だと小生は思います。
 少年の頃のキャッチボールほど、
 鮮烈に五感に残るものはないのではないでしょうか。
 風と草と土の匂い、ミットに沈むボールの力強さ。
 父、息子、父、息子。
 ふたりの男のあいだを往来しているのは、
 ボールのかたちをした絆なのです。」
           (原田マハ「キネマの神様」より)



かつて、君たちとのキャッチボールは
ほんの1mほどの間を
ころがしあっただけのものだった。
コロコロ転がった球すら掴み損ねた君たちは、
それでも楽しそうにケラケラ笑っていた。

私の投げたボールを
君たちが初めて直接キャッチできたのは
それぞれいつのことだったろう。
君たちの差し出すグローブを狙って軽く投げたのだが、
掴みとった君たちはその事実が信じられないように
でもその顔はまるで世界を掴み取った英雄だった。

それから
私と君たちとのキャッチボールの距離は段々離れ、
君たちが受け取るボールも
私からのものだけではなくなってきた。
私が君たちへの気持ちをこめて
大きく振りかぶってみても、
いつの間にか私のボールを受け取るべき君たちは
私の前にはいなくなっているのだろう。

そんな日がきたら、
どこかへ無闇にボールは投げず
そっとボールを置こうと思う。
キャッチボールの相手がどんどん増えていく
君たちを遠くから眺めながら。
                                             (2002年・風屋)
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甲府

2014-02-06 | 


仕事で甲府へ。
駅前にはやっぱり信玄公。
周りを山に囲まれ、落ち着いた町並み。
駅前しか見てないけど(^_^;)
でも駅周辺に県庁や県警、市役所などが
固まっている街の形は盛岡にも花巻にも無い。
ちょっと面白く拝見。



こんな素敵な建物も発見。
現役の県議会議事堂らしい。
いい街だねぇ。
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「キネマの神様」

2014-02-05 | 読書

たまにはファンタジー。
あり得ない奇跡でリアリティは無いけど、
でもやっぱり
ゴウを取り巻く人々を応援したくなる。
「どうにかなるさ」と元気が出るよ。

あり得ない奇跡とか
リアリティが無いとか書いたけど、
ココで本の感想を書いたら
著者ご本人からメールいただいたり
Facebookで取り上げていただいたりした。
考えてみれば
本のシチュエーションと同じじゃん。
それも自分にとっては奇跡。

「キネマの神様」原田マハ:著 文春文庫
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立春

2014-02-04 | 生活の風景
♪春は名のみの風の寒さや♪
を体現する寒い日になったけれども、
春のものを食べるだけでも嬉しくなる。



先日は菜の花。



昨夜はタラの芽(岩手ではタラボ)の天ぷら。

季節を先取り。
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三陸鉄道

2014-02-03 | 世界・平和


1月31日の岩手日報一面記事。
津波で被災し、未復旧となっている山田線を
鉄路、駅舎を復旧させた上で沿線自治体に無償譲渡し
運営を三陸鉄道に移管したいとJR東日本が検討中。
ただし各自治体や県はランニングコスト負担に難色、
あくまでJRの鉄路としての復旧を希望しているとのこと。

気持ちはよくわかる。
それでなくとも復興費が先細りとなるであろう今後、
町全体の復興に膨大なお金はかかるし
何より経済活動が元通りになるかもわからないから
税収もまったくこの先が見えない。
そこに固定費となるコストを押し付けられるのは
現時点では途方に暮れる話だろう。

でもね。
これで北と南が分断されていた三陸鉄道が1本化する。
「バスではなく鉄道を」と願ってきた復旧も実現する。
久慈から陸前高田まで三陸鉄道が1本になれば
三鉄と沿岸自治体が一緒になって
観光や地域振興の企画も立てやすくなるだろう。
何よりも利用者である沿線住民には使いやすい路線になる。
観光客にもわかりやすくなる。
生活インフラのひとつと考えて、この方法も有りじゃないか?
無責任な発言かも知れないけれど
少なくとも個人的には歓迎すべきことに思える。
なかなか難しいきも知れないが、ポジティブに考えて
若い人たちからも意見を募っていこうよ。
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映画「小さいおうち」

2014-02-02 | 映画・芝居・TV


読んで良かった本が映画になった時、
見てがっかりすることがとても多いのだが、
本作は映画作品としてとても良かった。
ストーリーはほぼ原作踏襲だが、
役者たちの心の動き、その場の空気の作り方が
さすが山田洋次監督作品。
ほぼ全編セットによる作り物じみた画面も
それが演出に見えてくるから不思議だ。
暗い世相の中、いつもと変わらぬ明るい日常。

市井の人間は何気ないささやかな日常を生きる。
ちょっとした心の揺れすら大事件になるほど。
しかし時代や社会はそんな普通の人々を騙しながら
いつの間にか取り返しのつかないところへ連れて行く。
現代においても同じだろう。
特定秘密法、武器輸出三原則のなし崩し、
そして集団的自衛権行使と憲法改正への動き。
あぁこの作品は山田洋次監督による社会への警鐘だ。
もう一度見たい。

映画「小さいおうち」
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駒場

2014-02-01 | 散歩


東京大学教養部・・・というよりも、
バンカラな旧制高校に憧れていたワタシには
旧制一高というイメージがあって感慨深い。
バンカラは応援のスタイルではなく、
また単なる弊衣破帽でも、もちろんズボラでもない。
真理を求め、人生を考え、哲学を身につけ、
書を読みともと語り合うことを第一義として、
身なりに構っていられないというスタイルなのだ。

かつてどの大学にも教養課程があった。
昔で言えば旧制高校や予科にあたる課程だ。
専門の学問に進む前に
学生は教養を身につけて学問の下地を作ったのだ。
現代の大学はすぐに専門に進む。
実務や実践、果ては資格にすぐ走る。
就職活動も早まっているので、
まるで学士の促成栽培のような状態になっている。
もっとじっくり教養を身につける時期が
高等教育には必要だとおもうのだが。

旧制一高、いや東大教養部に
今も憧れを抱くワタシがいる。
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