風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

私たちの望むものは

2014-02-08 | 世界・平和
「すなわち、
 戦闘や殺りくのシーンが、この映画のメインなのではない。
 君の指摘の通り、実は殺し殺されるものたちが、
 それぞれの家族が無言で願っていた平和こそが、
 真の主役なのではないだろうか。
   (中略)
 個々人が切に望んでいるのは、さりげないことだ。
 家族が揃って、一緒に食卓を囲んで、日々のできごとを会話する。
 ただそれだけのことだ。
 そんな「小さな平和」すら、決して許されないのが戦争なのだ。」
              (原田マハ「キネマの神様」より)



本当に私たちひとりひとりが望んでいることとは?
金持ちになることなのか?
損得なのか?
他人に勝つ、他人より先んじることなのか?
もっと根源的で、もっとシンプルなことじゃないのか?



「私たちの望むものは 生きる苦しみではなく

 私たちの望むものは 生きる喜びなのだ



 私たちの望むものは 社会のための私ではなく

 私たちの望むものは 私たちのための社会なのだ



 私たちの望むものは あなたを殺すことではなく

 私たちの望むものは あなたと生きることなのだ


 私たちの望むものは 決して私たちではなく

 私たちの望むものは 私でありつづけることなのだ」


 (詞・曲・歌:岡林信康「私たちの望むものは」より)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする