駒場
2014-02-01 | 散歩
東京大学教養部・・・というよりも、
バンカラな旧制高校に憧れていたワタシには
旧制一高というイメージがあって感慨深い。
バンカラは応援のスタイルではなく、
また単なる弊衣破帽でも、もちろんズボラでもない。
真理を求め、人生を考え、哲学を身につけ、
書を読みともと語り合うことを第一義として、
身なりに構っていられないというスタイルなのだ。
かつてどの大学にも教養課程があった。
昔で言えば旧制高校や予科にあたる課程だ。
専門の学問に進む前に
学生は教養を身につけて学問の下地を作ったのだ。
現代の大学はすぐに専門に進む。
実務や実践、果ては資格にすぐ走る。
就職活動も早まっているので、
まるで学士の促成栽培のような状態になっている。
もっとじっくり教養を身につける時期が
高等教育には必要だとおもうのだが。
旧制一高、いや東大教養部に
今も憧れを抱くワタシがいる。