風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

三陸鉄道

2014-02-03 | 世界・平和


1月31日の岩手日報一面記事。
津波で被災し、未復旧となっている山田線を
鉄路、駅舎を復旧させた上で沿線自治体に無償譲渡し
運営を三陸鉄道に移管したいとJR東日本が検討中。
ただし各自治体や県はランニングコスト負担に難色、
あくまでJRの鉄路としての復旧を希望しているとのこと。

気持ちはよくわかる。
それでなくとも復興費が先細りとなるであろう今後、
町全体の復興に膨大なお金はかかるし
何より経済活動が元通りになるかもわからないから
税収もまったくこの先が見えない。
そこに固定費となるコストを押し付けられるのは
現時点では途方に暮れる話だろう。

でもね。
これで北と南が分断されていた三陸鉄道が1本化する。
「バスではなく鉄道を」と願ってきた復旧も実現する。
久慈から陸前高田まで三陸鉄道が1本になれば
三鉄と沿岸自治体が一緒になって
観光や地域振興の企画も立てやすくなるだろう。
何よりも利用者である沿線住民には使いやすい路線になる。
観光客にもわかりやすくなる。
生活インフラのひとつと考えて、この方法も有りじゃないか?
無責任な発言かも知れないけれど
少なくとも個人的には歓迎すべきことに思える。
なかなか難しいきも知れないが、ポジティブに考えて
若い人たちからも意見を募っていこうよ。
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