風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

JUJU 「ユーミンをめぐる物語」

2022-04-08 | 音楽

NHK-BSで日曜夜放送されている「カバーズ」が好きだ。
出演者は結構限られているけど、
オリジナルとは違うアレンジで生演奏というのが面白い。
それほど印象に残っていなかった曲が
別なアレンジで、別な人が歌うと突然ハマる曲になったり。
演奏はコンサートなどでもよく見る手練ミュージシャンばかりだし
歌い手も力量が試される番組だね。

で、最近の放送で特に印象に残ったのがJUJU。
子どもの頃からユーミンのファンで、
コンサートのたびに様々カバーしてきたという。
で、とうとう今回ユーミンの曲のカバーアルバムを出した。
しかもプロデュースは松任谷夫妻😅
自分で作り、自分でアレンジした曲を、
アレンジ変えて別な人に歌ってもらうってどんな気持ちなんだろう。
案外面白がっているような気もするのだが。

早速そのアルバムを買った。
しかも初回限定版のDVD付きのやつ。
いいねぇ、とてもいい。
特に気に入ったのはジャジーなバラードになった「卒業写真」。
ドラムのブラシがいい雰囲気を出している。
レゲエとなった「街角のペシミスト」もいい感じ。
そしてラテンのリズムが楽しくなる「DESTINY」。
サルサの味付けがダンスミュージックのようだ。
ボーナストラックの最後の「A HAPPY NEW YEAR」も
ピアノ(しかも松任谷さんが弾いている)だけの伴奏が素敵だ。
どの曲も原曲とは違うジャズコードなどちりばめ、
アルバム全体がおしゃれな感じになっている。
ユーミンファンを公言するJUJUも歌っていて楽しそう。

個人的には「影になって」が気になった。
元々一番好きなアルバム「悲しいほどお天気」に入っている曲で
前からかなりこだわりを持って聴いていたのだが、
原曲より複雑でPOPなアレンジになっているにもかかわらず
歌の良さがが更に際立って聴こえる。
不思議だなぁ。面白いなぁ。
期せずして音楽の面白さにも改めて気付かされたアルバム。
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