風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

アジア・フェスタ

2005-09-25 | 風屋日記
今日は県北の野田村まで家内とドライブ。
八戸のすぐ南、久慈市の隣の村なので、
高速道路を使っても片道約2時間・・・岩手県は広い。

もともと今日は次男が遠征で野田村へ行くことになっていた。
ただそれだけだと「遠いから見に行けない。頑張って来いよ」程度なのだが、
実は金曜日の昼食時サロンアーチで、今日野田村にてアジア・フェスタがあり、
チェンマイ舞踏団が来日して舞を披露するとのチラシを見たのだ。
どうせ長男も模擬試験で学校へ行き、不在だし、
タイの踊りと次男の試合の両方見られるのならば・・・
ということもあっての夫婦での遠出だった。
もちろん海のそばということもあり、昼食も楽しみ(ハァト

最初は野球場へ。
雨の中、泥だらけの試合を途中まで応援。
洗濯担当者としては非常に精神衛生上よろしくない光景だ(笑)
タイの踊りが開始される時間に合わせて、町場から7kmも山の中の会場へ。
日本の(この地の)伝統的家屋「南部曲がり屋」での公演だった。

踊り

狭い室内でアットホームな演奏と踊り。
囲炉裏が切ってある日本の古い家屋に妙にマッチしていた。
(それにしても彼ら、とんでもないとこに来たと思ったろうな)

踊りを見た後は周辺のアジア文化展示場を見て回る。
タイ、ラオス、ウズベキスタン、中国、ミャンマーなどの
装飾品、衣服、仏像、雑貨などが整然と並んでいる。
特に前掛けや壁掛け、敷物などの布地が多い。

スザニ

上の写真はスザニと呼ばれる、
ムスリムがメッカの方向へ祈りを捧げる時に敷く敷物。
ウズベキスタンからのものとで、全面細かい刺繍で覆われている。
母から嫁ぐ娘に持たせたり・・・ということもあるのだそうだ。
ささやかな庶民の生活と幸せへの祈りを感じる。
こうやって並べてあるととてもきれいで壮観。

帽子

これは同じくウズベキスタンの帽子。
シルクロードの拠点に住んでいたウズベク人たちの象徴だ。
これらも全面、精巧な刺繍で覆われている。
デザイン性、手間のかけ方、そしてそれを日用品として使う文化。
すごいや。

帰りはチェンマイ舞踏団方々が持ってきたタイのアクセサリーを物色。
息子達へのお土産は、木の実とビーズでできたブレスレットを購入。
家内にはビーズを編み込んだチョーカーをプレゼント。
自分用には小さなシルバーがついたチョーカーを買ってきた。

帰りがけにアジア雑貨を売っていた人をふと見ると・・・
あれ!? サロンアーチのマスターだ。
よく話を聞いてみると、展示物はほとんどマスターが揃えたものとのこと。
アジア古布の輸入販売をしていたマスターだ。
なるほど布類が多いわけだ。
サロンナアーチにもたくさん刺繍類が飾ってある(売ってる?)し、
この古布に惹かれるマスターの気持ちはよくわかる。

最後にもういちど野球場へ戻って試合(第2試合)を見、帰途へ。
昼食?
帰りに運転しながら食べたコンビニのおにぎりだったな(笑)

ウニ丼は夢に終わったけど、
でも結構楽しかったよ。
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2 コメント

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雨の日 (bert)
2005-09-27 21:28:15
この日は岩手県内どこも雨だったんですね。

(次男さん泥んこまみれでしたか?)

私はその雨を利用して(晴れていれば何か屋外活動をするので……)キグレサーカスを家族で見に行ってきました。子どもたちが楽しんでいるのかを気にしつつ、本ブログ5月12日の詩を思い出していました。スリルとパフォーマーの孤独感を同時に慮りながら複雑な気持ちで見てきました……
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>bertさん (風屋)
2005-09-28 08:14:09
中原中也「サーカス」ですね?

あの詩は高校時代に読み、暗誦するまでになったもの。

「ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよん」という反復が

妙に心をシンとさせる詩です。



うちの子ども達が小さかった頃、

やっぱり同じようにサーカスを見に連れていったことありました。

懐かしいなぁ・・・。
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