風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

10年ひと昔

2024-03-04 | 風屋日記

10年ひと昔と言うけれど、
これまで6昔を過ごしてきたんだなぁ。

写真は2014年3月に撮ったもの。
10年前は東京(押上)での最後の日々を過ごしていた。
東京で知り合った今も大切な仲間たちと
別れを惜しんだ日が懐かしい。

そのさらに10年前の2004年は、
このブログを始めた年で、息子たちは高校生と中学生。
毎週末息子たちの野球の追っかけをした日々。
長男はこの年の夏休みを使ってタイへの短期留学を行った。

さらに10年前の1994年は仕事に追われる日々で
自分のことでは、あまりこれといった印象や思い出はない。
アパルトヘイトが終わり、松本サリン事件があった。
翌年早々に阪神淡路大震災があった。
その日の事はよく覚えている。

さらに10年前の1984年3月に大学を卒業。
諸般の事情があり、卒業は1年遅れた。
知っている同級生が誰もいない卒業式に出席し、
当然謝恩会などにも縁がなく、夢破れて帰郷した。

その10年前は1974年、中学2年生の頃だ。
中学校はつまらなかった。
みんな同じ価値観を持っていないと疎外感を味わう。
遅れまいとお調子者を演じたりしながらも
そんなことに疲れたり、自己嫌悪を陥ったり。
学校でも横並びを強要されていて、
どこか諦めの気持ちで毎日を過ごしていた。
かといって、
自分のアイデンティティを持っていたわけではない。
焦燥感を感じる日々。

1964年はまだ保育園。
放飼の犬に追いかけられて逃げたジャングルジム、
森の中の近道で蛇を見かけて引き返した通園、
昼寝の布団をふざけて崩して叱られ、
保育園を抜け出して追いかけられ・・・。
かすかながら記憶がある。

こうやって思い出してみると
60年も前のこととは思えないほどあっという間。
これからあと何年思い出を積み重ねられるだろうか。
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