根っからコテコテの文系人間だが
なぜか子どもの頃から地学系にはとても興味があった。
揃えてもらった図鑑シリーズでは
人体と地球の2冊ばかり開いていた気がする。
小学生時代は石を集めて標本を作ったり
(トミカのミニカーの箱がとても役に立った😁)
火山や地層、地球の成り立ちにも興味があり
化石を発見してみたいと思っていた。
(決して恐竜好きというわけではない)
そして極め付けは気象への興味。
天気予報より先に、
天気図を見て自分なりの天気予想するほど。
前振りが長くなったけれど
要は「まさしく自分のための本」が本書というわけ。
まぁ書いてあるのはほぼ知っている内容だけど
それらの事象を賢治作品と照らし合わせているのが特徴。
要は「地学を切り口とした賢治読本」であるわけだ。
実は全く反対の「賢治作品を切り口とした地学の本」もある。
この2冊はセットみたいなものだ。
こんなアプローチ方法も面白いなぁ。
というか、個人的には唯一理解でき興味がある地学を
どうして大学入試の際に選ばなかったんだろうという後悔が
また心の内に湧き上がってくるわけだ😅
「宮沢賢治の地学教室」柴山元彦:著 創元社