風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

小さな恋のメロディ

2022-05-19 | 映画・芝居・TV

確かまだ小学生だった頃、女の子たちの間で
マーク・レスターという子役の男の子が人気だった。
こちとら、まだまだ泥だらけで遊びたい盛りのガキだったから
名前は知っていたが「へんっ」てな感じで興味なし。
どうやらそのスターはこの映画に出ていると知ったけれど
映画そのものもアイドル映画みたいに思えて
当時は興味なく、見もしなかった。

先週、BSでこの映画が放送された。
タイトルと、懐かしい子役の名前を見て、
ふと見ようという気になった。
平日だったので録画し、週末ゆっくりと鑑賞。
案外いい映画だったな。
しかもこれはアイドル映画でもないし、
子ども向けの映画でもない。

取り繕ってばかりで肝心なことに答えない教師、
子どものためと言いながら、子どものことをみていない親たち。
そんな幼い頃、ぼんやり感じていた大人たちへの理不尽な思いが、
この映画ではちゃんと描かれている。
自分もそんな子ども時代の感覚を忘れていた。
子どもには子どもたちの世界がある。
そのことも。
そんな映画を作った大人たちをリスペクト。
どこか、映画「糸」の前半部分を思い出させる作品だった。

マーク・レスターは私よりも2歳上、
相手役のトレイシー・ハイドは1歳上、
2人とももう役者はやめて、それぞれの道を歩んでいるとのこと。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 音楽の楽しみ方 | トップ | イーハトーブ音楽祭2022 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画・芝居・TV」カテゴリの最新記事