風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

生きる時代

2021-06-22 | 社会
私は昭和35年生まれ。
小学生時代は高度経済成長とともに育ち、
オイルショック、ドルショックの10代を過ごし、
円高不況時代に大学を卒業して就職活動を乗り切った。
バブル時代は結婚直後で
地方にいたこともありほとんど恩恵はなかった。
その代わりバブル崩壊やリーマンショックなどの難関で苦労。
阪神大震災や東日本大震災もTVで目撃したし体験もした。
ベルリンの壁崩壊はTVでリアルタイムで見ていた。

29歳まで昭和を生きられたことは幸運だったと思うけど、
いろいろ考えてみて、昭和10年ごろに生まれたかったなとも思う。
小学生時代は戦前戦後の食糧難で貧しく大変だったと思うけど、
たぶん終戦直後の混沌とした頃は何でもありの自由があったんじゃないかな。
高校入学は昭和26年。
大学進学は昭和28年だから、朝鮮戦争特需で好景気の頃。
社会人になると40歳近くまでは高度経済成長の恩恵を受けられる。
バブル時代は50代。
60歳で定年を迎えると、あとは年金で暮らしていける。
2021年は86歳。
高校時代からファンの作家柴田翔さんと同い歳だから、
高校時代から愛読書だった「されど我らが日々」の主人公「私」と
同じ時代を生きることになったんだなぁ。



私が大学生だった頃はまだ学生運動の残滓が残っていたけれど
その真っ只中で青春時代を過ごすってのはどんな生活だったんだろう。
柴田さんは「60年安保と70年安保は大違いだ」と言ってたけど。
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