風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

イメージ

2020-08-29 | 文化
東京の友人たちとの会話の中で
「花巻に遊びに来て」
というと「遠い」と返されることが多い。
実は新幹線で片道2時間40分ほど。
出張などでこちらからの上京は大抵日帰りだ。
(それをいうと驚かれることしばしば)
東京辺りから見ると北東北は辺境のように思われがちだが
交通網の進展によって案外イメージより近い。
大阪や名古屋、福岡だって
花巻空港があるからせいぜい1時間〜1時間半。
温泉も安いところは数千円で泊まれるから
1泊、2泊してもそれほど負担にはならない。

「冬に遊びに来て」とか「引っ越してきて」と言うと
「冬は寒いから嫌だ」と言われることが多い。
確かに寒い。
一番冷えた日は最低気温が氷点下2桁になるし
日中でも氷点下の真冬日も必ず毎年数日ある。
しかし私にとって、単身赴任時代の東京の方が寒く感じた。
賃貸住宅では灯油のストーブが使えず
エアコンと電気ストーブのみ。
電車での移動が多いから外を歩く機会も多い。
花巻では、とにかく家の中は暖かいし、
移動も車なので暖房の効いた移動ができる。
外で直接寒さを感じるのはほんの一瞬だけだ。
(雪かきは面倒だけど、すぐ暑くなるので寒さは感じない)
真夏の気温の数字は他の地域とそれほど変わらないが
湿度が低くて爽やかだし、朝晩は涼しい。
昼間の暑い時間帯も移動は車なのでエアコンが効いている。

どんなことでも案ずるより産むが易し。
馬には乗ってみよ、人には添うてみよだね。
そう考えてみると、花巻ってすごくいいところ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする