風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

お詫び

2008-02-15 | 風屋日記
私のブログの記事により
迷惑をかけてしまった方がいます。
調子に乗って色々書き込んで公開してしまい
承認もなく登場させてしまった方々に
深くお詫びを申し上げます。

しばらく頭を冷やすために
お休みすることにしたいと思います。
ご迷惑をかけてしまった方々に
重ねてお詫び申し上げます。
ごめんなさい。
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異文化

2008-02-15 | 風屋日記
祭は祀り、あるいは奉りであり、その信仰エリアにおける宗教行事だ。
そこには厳密にいえば観光、観客、知名度などに対する意識は無く
それらはあくまでは本来の目的外のこととして考えられる。
もし仮に考慮されていたとしてもそのプライオリティーは低い。
その宗教行事にあやかって自分も願をかけたい人々や
独自性の高い宗教行事を見に来る人達などが増え、
それらの人向けの出店が並んでいるのがお馴染みの祭の風景。
決して人出や出店を楽しむ場が祭ではない。
日本の伝統的祭はFestivalではなくReligion Eventなのだと思う。

昨日の某テレビ局の報道番組でキャスターが、
最近話題の岩手県奥州市の黒石寺の蘇民際の騒ぎについて
「楽しくなければお祭じゃないですからね」と言っていたがそれは間違い。
観光客が来ようと来るまいと、報道されてもされなくても
男達は下帯ひとつで身を浄め蘇民袋を取り合う。
黒石寺だけではなく岩手県内陸南部地域には同様の蘇民際がいくつもある。
(花巻市内でも数カ所で行われている)
盛岡ではやはり下帯ひとつで市内を練り歩く裸参りもある。
八幡平市では(さすがに白い着物を1枚羽織るが)女性の裸参りすらある。
みんな懐紙を口に銜え、氷点下の中を歯を食いしばって歩く。
これが岩手の文化。それを他地域の人達にとやかく言われる筋合いはない。

テレビを見ていると東南アジアやアフリカ、ポリネシアの人々の
珍しい宗教行事を面白半分に取り上げているものがある。
あれを見ていて少し腹が立ってくることがある。
彼らは彼らの慣習や伝統に従って真摯に行事に取り組んでいる。
自国内のこともよく知らない日本人ごときに笑われるのは心外だろう。
それらを「野蛮だ」とか「非文明的」などと評すような
自分のモノサシしか持っていない自称文明人たちなどよりも
彼らははるかに広く深い精神世界を持っていると思う。

中心となっているアメリカともども、日本も積極的に追随し、
グローバル・スタンダードという名の文化侵略が行われている。
自分達が基準、自分達の価値観こそモノサシ、
自分達が一番「普通」という極めて欺瞞的思想に基づき、
経済的、文化的、イデオロギー的、そして武力を用いて物理的に
たくさんの国、民族を侵略し蹂躙してきた。
形は変われど、やってることは植民地化政策時代と何ら変わらない。
抑圧される側にどれだけ反感エネルギーが蓄積されているか気づきもせずに。
(かつて日本が台湾や朝鮮併合によって行った創氏改名や日本語教育、
 満州建国などいまだにそれらに対するエネルギーは消えることがない)

このことは国内においても同様だ。
東京における「普通」が全国的に通用するわけではない。
都知事をはじめ、大都市圏に住む方々には
自分達の価値観がジャパン・スタンダードだと思ってもらっちゃ困る。
お互いの文化を認識し、認めあうことにより
争いは収まり、初めて本当の交流が可能になると思うのだ。

    ◇      ◇      ◇      ◇

昨日はバレンタイン(これはもうスタンダード? 笑)
私は保険屋さんから社名が印刷されたチョコを1コもらっただけだが、
夕食後のデザートは次男の彼女さんの手作りティラミス。
3つもらったので私も母ちゃんもお相伴にあずかった。
女の子がいないので手作りのお菓子を食すのは我々にとって異文化。
昨夜はささやかな異文化体験をさせてもらったようなものだ(笑)
おいしかったなぁ・・・ごちそう様(^-^)
コメント (3)
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