2015年の大晦日。はじめて2年目の俳句は、今年も400句近く。あきずによく続いたものだと、自分を褒めている。月2句を私撰し振り返ると、つぎのとおり。
1 月 ・俯いて咲く侘助や曇り空
・過去という未来探しの冬の旅
2月 ・人知れず隠れて咲くや座禅草
・猫柳せせらぎに耳欹てる
3月 ・石垣は風避けなりや野水仙
・早や四年瓦礫の中の土筆立つ
4月 ・青空を一人占めせし桜かな
・春の雪園児イヤイヤ手を引かれ
5月 ・雨上がり赤いポストや蝸牛
・南米の香り届きぬフィジョア咲く
6月 ・奥多摩の墨彩庵や岩魚焼
・白鷺が群れて知らせる明日かな
7月 ・夕暮れの雨の重さや沙羅の花
・海の日や一番電車の山ガール
8月 ・母娘いそいそ夏祭りピーピャラピ
・早朝の巣立ち燕に国を問い
9月 ・畦道と棚田を分ける彼岸花
・日の暮れや明日見られぬ蝉の鳴く
10月 ・武士の戦場哀し秋の風
・朝食の野菜サラダや柿の入る
11月 ・遠き日の戦遊びや草紅葉
・鵙が来て雀の家族ホームレス
12月 ・葦高し音なき沼や雁落ちる
・無人家のうす暗き庭石蕗咲きぬ
まだまだ修業も勉強も足りない俳句だが、続けるだけが特質の私の俳句。少しは、2015年が回顧できたでしょうか。よいお年をお迎えください。
1 月 ・俯いて咲く侘助や曇り空
・過去という未来探しの冬の旅
2月 ・人知れず隠れて咲くや座禅草
・猫柳せせらぎに耳欹てる
3月 ・石垣は風避けなりや野水仙
・早や四年瓦礫の中の土筆立つ
4月 ・青空を一人占めせし桜かな
・春の雪園児イヤイヤ手を引かれ
5月 ・雨上がり赤いポストや蝸牛
・南米の香り届きぬフィジョア咲く
6月 ・奥多摩の墨彩庵や岩魚焼
・白鷺が群れて知らせる明日かな
7月 ・夕暮れの雨の重さや沙羅の花
・海の日や一番電車の山ガール
8月 ・母娘いそいそ夏祭りピーピャラピ
・早朝の巣立ち燕に国を問い
9月 ・畦道と棚田を分ける彼岸花
・日の暮れや明日見られぬ蝉の鳴く
10月 ・武士の戦場哀し秋の風
・朝食の野菜サラダや柿の入る
11月 ・遠き日の戦遊びや草紅葉
・鵙が来て雀の家族ホームレス
12月 ・葦高し音なき沼や雁落ちる
・無人家のうす暗き庭石蕗咲きぬ
まだまだ修業も勉強も足りない俳句だが、続けるだけが特質の私の俳句。少しは、2015年が回顧できたでしょうか。よいお年をお迎えください。