先週は、まだお会いしたこともない墨彩画家の向原さんより『向原常美の世界展』(6/ 18~6/ 30、たましんギャラリー)のご案内をいただいた。絵の才能はおろか絵心もない私だが、日本画をはじめ水墨画や墨彩画に触れる機会が多い。
そして2015年6月16日、ひょんなご縁から「竹久夢二『東京災難画信』展集」(ギャラリーゆめじ刊)をいただいた。事務所でお世話になっている雑司ヶ谷方面にお住まいの方のわざわざのプレゼントだ。ただ美人画や少女子ども画などしか知らない私の夢二観が一変した。
宵待草や女十代などの美人画ぐらいしか観たことがない私だが、この夢二の「東京災難画信」(都新聞連載)には、頭が下がる。竹久夢二の社会主義というか社会派詩人画家の本質をみた。関東大震災後の荒廃して復旧ままならない東京下町を毎日スケッチして当時の都新聞(現・東京新聞)に連載しているのだ。
女性や子どもや庶民など弱い者に心を寄せる夢二だからして、大震災に被災し途方にくれる東京下町の人々をスケッチしつづける。完成した美人画の夢二もすてきだが、震災や火災で焼け野原になった下町のスケッチは、それ以上に胸にひびく。スケッチ画に付記されている詩歌や俳句川柳などもコラムも、絵以上だ。感謝感激です。多謝。
そして2015年6月16日、ひょんなご縁から「竹久夢二『東京災難画信』展集」(ギャラリーゆめじ刊)をいただいた。事務所でお世話になっている雑司ヶ谷方面にお住まいの方のわざわざのプレゼントだ。ただ美人画や少女子ども画などしか知らない私の夢二観が一変した。
宵待草や女十代などの美人画ぐらいしか観たことがない私だが、この夢二の「東京災難画信」(都新聞連載)には、頭が下がる。竹久夢二の社会主義というか社会派詩人画家の本質をみた。関東大震災後の荒廃して復旧ままならない東京下町を毎日スケッチして当時の都新聞(現・東京新聞)に連載しているのだ。
女性や子どもや庶民など弱い者に心を寄せる夢二だからして、大震災に被災し途方にくれる東京下町の人々をスケッチしつづける。完成した美人画の夢二もすてきだが、震災や火災で焼け野原になった下町のスケッチは、それ以上に胸にひびく。スケッチ画に付記されている詩歌や俳句川柳などもコラムも、絵以上だ。感謝感激です。多謝。