吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

人々の生活の変化を感じてコトにあたることの大事。

2012年08月09日 | Weblog
企業や役所に働く人も、店舗経営をしたりサービス業などで働く人も、世の中や人々の暮らしの移り変わりや変化の兆候を見たり感じたりすることは、とても大事だ。通勤の往復や街や街道を歩いたりするときなどにも、行きかう人々や街の様子を観察する習慣をつけるのがいい。役所や新聞社などが刊行する白書や書物なども、かなり役に立つ。日々の新聞やテレビなども参考になる。

人々の生活や行動がハッキリつかめないときは、所得収入や項目別支出などの変化から推し量るのもいい。NHKが5年ごとにベンチマーク調査してくれている国民の生活時間調査なども大変参考になる。社会経済生産性本部のレジャー調査などから、変化を観察することもいい。大事なのは、自分なりの観察や推論や仮想を持つことだ。中から見たり、外からみたり、斜めから見たり、後や横からみたりと、対象を丁寧にみることが大事。

そして、これらの観察や探索を自分のシゴトや考えているコトとの関連に重ねてみることが効果的だ。結構、思いもかけない着想や発見に出会う。

この10~15年、国の経済や財政の規模はほとんど横ばいで、景気も低迷していた。人々の収入や生活の向上感もない。少子高齢化といって、子どもの数が500万人ほど減り、15~29歳あたりの若者も750万人ほど減った。増えたのは65歳以上の高齢者で、1200万人も増加している。総務省の家計調査によると、この10年で人々(世帯)の実収入は平均月額43万円から41万円に、2万円(5%)も減少している。

そっくり、消費支出が2万円減っているのだが、非消費支出は2000円ほど増えている。減らした2万円の主な内訳は、食料費を平均7000円減らし、被服履物費を4000円減らしている。教養・娯楽費も2500円ほど減っている。水道光熱費や交通・通信費および住居費や保健医療費などは、少々増えているのだ。このような家計情況からか、人々の”外食”人口はこの10年で、1500万人(20%)も減っている(レジャー白書)。

バー、スナック、飲み屋利用やカラオケ利用者も、10~20%減っている。家の中で遊ぶテレビゲームやパソコンは、倍増している。ただ、美術館や博物館や映画鑑賞人口は20~40%も増加している。国内観光旅行やジョギングヤウォーキングなどが安定した参加人口(6000万人)を維持しているのは、高齢者のそれが増えているからだろうか。

このような刊行物やデータなどで人々の生活の変化をとらえ、自分や自分周りの人々の実際生活を重ねてみることが大事だ。自分に言い聞かせている。皆さんの参考になるか興味外かはハテナだが、ブログした。
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