吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

新聞やテレビで使われる言葉が、その時代や社会を表す。

2012年08月19日 | Weblog
昨年(2011)のいま頃よく書かれたり聞いたりした言葉は、除染やがれき処理や放射線量などだが、想定外という言葉もよく耳にした。東日本大震災や福島第一原子力発電所(福島原発)事故および保安院などの言葉の次に出ていた言葉だ。身元不明者や避難所や仮設住宅という言葉も毎日聞いた。

あれ(311)から550日ほど経って、よく聞いたり書かれたりしている言葉も大分変化した。相変わらず多い民主党や社会保障と税の一体改革や消費増税だが、最近は国民負担という言葉もよく聞く。マニフェストや国民の生活が第一につづく最近のはやり言葉は何とも、国勢(国政)や政情を表していて不快だ。耳にする言葉をアトランダムにあげると、つぎのとおりだ。

政局、離党、解散、不信任、造反、対立、増税、維新、地方主権、生活が第一、自分が第一、政党化、(政党)助成金、(比例区)重複、第三極、草刈り場、見切り発車、交代、代表(選挙)など。これらの言葉が集合して表している世情や政情は何か。国際や外交、経済やGDP、社会的インフラや国民所得、安全保障や国防、何年後の日本などの言葉は、あまり出ていない。

政局や政党化や解散時期など、ご自分たちの立場やグループを守ることだけにかかわる言葉が泳ぐ。民主主義や憲法や国民のための政治を思うカケラもうかがえない。与党民主党が崩落しそうだ。大阪維新の会が国政に進出する。雨後のタケノコのごとく毎日聞く○○の会や○○新党や新党○○。誰々や何人が離党し、何人で何々維新の会や減税日本やきずなを立ち上げ、・・・と、喧噪甚だしい。

国民のため地域のため、近い次の世代のため次世代日本のため、といった展望や公約構想が出ているわけではない。ただ反対、生活が第一、増税反対と喧噪しているだけだ。ポピュリズムや迎合なのだが、そうしている本人たちが、どのように国民理解をしているのか定かでない。皆さん揃って猛省してほしい。再び、約束するマニフェストを掲げてください。
コメント
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