吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

ほどほどをもって”良し”とするが肝要。

2011年09月08日 | Weblog
 よくお客様満足度90%などの宣伝文句をみる。それがいい、これがいいと思って買い使っているのだから、100%近くて”ふつう”のように思うが、これが宣伝文句になる。不思議だ。世の中には結構満足されないものでも売られているとお思いなのだろうか。

 少なくても買って使ってくださっているかたには、全部ご満足いただくものをつくり、売っているのがメーカーや企業の方々なのではあるまいか。一人でも、買ったことをしくじったとか、失敗したとか言う方が出たら、その時点でそれは満足度0%のように思うのだが。

 と言って、完璧や完全をもって、これを目標や生き方にしているわけでもない。世の中には、想像も出来ない使い方や判断をするヒトがいるからだ。そのような情景が想像できなかった自分を責めるが、全部を責めない。精一杯思いをめぐらしてコトにあたるが、届かないことが多いのが常だからだ。

 武田信玄の「軍勝五分」や「八分の勝ちは危うし」ではないが、九分十分の勝ちは大負けの下地とか言われ、怠慢や油断や驕りが、つぎの”大負け”になるという。五分七分ぐらいの勝ちをもって良しとすることが肝要だと説く(甲陽軍鑑)。自民党の小泉「郵政選挙」や民主党「マニフェスト選挙」の八分九分の勝利がもたらした"今日”をみれば、納得されよう。

 だれもを満足させることなど出来っこないのだから、半分少しの方々の満足や評価を求めて政治してほしいが、出来るだけこの半分少しの方々が”よわい”方々であってほしいと願う。
コメント
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