吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

いつか見た風景の野田新内閣に希望。

2011年09月03日 | Weblog
いつか見た風景の野田新内閣の布陣、なぜだろう。深慮、配慮のバランスがつよくイメージされるからか。大分前の派閥バランス人事を思い出すからであろうか。40歳代の若い方々が5人も入閣されているのに、”保守”イメージが強いからであろうか。あさって向いて動く人が少なくなった分、”大人”内閣のイメージもする。

ただいまの日本の最優先課題が、福島第一原発事故の収束と東日本大震災の復興にあることは、誰もが同意している。この原発事故放射能問題の収束や震災復興の施策に多大の歳費が求められることも、同意だ。財源を確実にすることが必須だ。これらの財源問題以上に、日本という国の財政リカバリングも大きな問題なのだ。ただいまのデフレ経済も、多分に財政デフレといえそうだから、財政の健全化なくして国の将来は展望できないのだ。

野田新首相には、ぜひご自分の深慮構想を発信してほしいと思う。国会議員の一人一人の得意、不得意や能力特徴をよく知らない自分には、ハテナと思う人材起用もみられるが、総理の思いを信じるしかない。ただエールを送り、内閣やそれぞれの大臣たちの発信や行動を見させていただくのみだ。とくに、新財務相と新国家戦略、経済財政担当相のお若いコンビネーションに期待する。前内閣担当相から再任された細野原発担当相と平野復興担当相の推進力や問題解決力にも、期待するものが大きい。

当面の野田新政権の課題は、3次補正予算の成立や復興債の発行などであろうが、これらを含む国の財政問題に踏み込んでほしい。社会保障と税の一体改革は、避けて通れない課題なのだ。党内融和や野党との協調はそれ自身が問題ではなく、政策課題を推進することこそその目的なのだ。

TPP,普天間と対米問題など先送りできない対外問題も多いが、対中国、対北朝鮮や為替問題など外交問題にもポジティブな取り組みをお願いしたい。ことの不作為と先送りがいつか来た道ならば、そうならない道を歩んでほしい。
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