観光(?)魅力度県別ランキング47位だった茨城県の人気を上げたひとつは、絶景ネモフィラ丘の国営ひたち海浜公園かも知れない。四季自然の花々観光のスポットとして、青い空、青い海に青いネモフィラ丘が 殊のほか幻想的な”青”の世界を印象づけるのかも知れない。
梅や桜の春の木花につづいて人々を惹きつける青い花ネモフィラは、毎年4月下旬から五月中旬あたりが見頃。万緑や松林の中に広がるスイセンやチューリップとバラや菜の花など国営ひたち海浜公園の花々の観賞の仕上げとばかり、人々を青いネモフィラ絨毯が広がる見晴らしの丘に誘う。
ネモフィラが終わると、この見晴らしの丘を夏の緑と秋の真っ赤に観光させるコキアの植え付けが始まる。一面 緑葉丸くして咲かせたように飾る夏のコキアから9月中旬になると、真っ赤な丸い葉色の秋コキアの景観をつくる。コキアは 別名ホウキギ(箒木)やホウキグサ(箒草)などと呼ばれる「まりも」のように葉を丸くして育つ一年草。文字どおり ホウキ(箒)の材料になる。
このホウキギ、漢字で箒木と書く。少しニュアンスは違うが、昔は 竹冠(タケカンムリ)をとって帚木と書き ”ははきぎ”と呼ばれ、和歌俳句や源氏物語などに 季語や”ホウキ”と似た伝説上の木(情があるようで実のない事のたとえ)として 重宝に使われた。竹(冠)は あってもなくても”よかった”のかも知れない。
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