吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

ブランドとは、お客様との距離

2006年03月08日 | Weblog
 価格競争やデフレ経済市場下で、企業各社は「(付加)価値創造」にやっきです。ブランド戦略やブランディングという作業もその一環です。ブランドというと、ルイヴィトンやシャネルのようなデザイナーズ(スーパー)ブランドを思う人々が多いと思いますが、ふつうに消費財として売られている歯磨き(デンターライオンなど)やシャンプー(資生堂スーパーマイルドなど)、あるいはキューピー(マヨネーズ)やスターバックス(コーヒーショップ)などのように、私たちの身近な商品やメーカーの名前などもみんな「ブランド」と言います。
 ブランドの普及や浸透および深耕作業やより印象や高い受容を得ようとするブランドを創造する作業を「ブランディング」と言ったり、ブランド戦略と言っていますが、実はこの「ブランド」というものの定義や核心を規定したテキストが見当たらないのが現実です。商品名、意匠、商標、銘柄や商品カテゴリー名や、ときにはメーカー名などを総じて「ブランド」と言っています。そして、このブランドが、安心できる会社や商品、品質や内容が信頼できる商品などを示す度合いや顧客消費者の認知や好意度が高いほど、ブランド力が高いといわれてきました。
 「そうだろうか・・・」などと考えていた矢先、昨年の12月5日の「日経ビジネス」で(当時)キリンビールの荒蒔社長が「ブランドとは、お客様との距離」だと思っていますと発言されていました。実に言い得て妙だと得心したものでした。
消費者発想とか川下発想やコンシューマー・オリエンテドとか顧客満足などと言って、ブランドのイメージを図らねばなどというより、会社や社員(商品も)の方からお客様に近づくことのほうが、余程、自然ですね。勉強させていただきました。
 この精神というかコンセプトで、なんとか「ブランディング」の戦略体系と作業化を考えようとしている最近です。よろしく。
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