七十年前、私が戦後田舎の山村の小学生だった頃のハト(鳩)は ”キジバト”だった。その頃のわたしは 山鳩(ヤマバト)と呼んでいた。明け方の深い里山辺りから、毎朝のように「デデッポッポー」と 繰り返し繰り返し鳴く。
自宅から一時間もかけて自転車通学した市街の高等学校を卒業し 上京、都内に下宿し大学に通う日々になって、公園や街路などで”ハト”を見かけるようになった。田舎の山鳩(キジバト)と ハト(鳩)が違った。姿スタイルのかっこいい都会的なそのハトは、”ドバト”(カワラバト)と呼ばれていた。
鳴き声も「デデッポッポー」ではなく 「クックグック」と異なっていた。ハトにもいろんな種類があるらしいと 知った。ドバト(カワラバト)、キジバトやカラスバト以外にもキンバト、アオバト、ベニバトやシラコバトなど、主なものの(種類)でも7種もあるらしい。
ところが最近 毎朝「デデッポッポー」の鳴き声を聞く。驚くことにわが家ベランダの真ん前の山茶花(木)によく、そのキジバトが番で来ていたのだ。しかも この一週間、その真ん中のサザンカの木枝に”巣づくり”を始めた。ツガイ(番)で かわるがわる枯小枝などを運ぶようになった。
そして この1~2日、一方のハトばかりが小枝などを運び、片方のハトは”まだ十分ではない”小さな巣に座して働かないのだ。オスとメス、昼夜の役割を分担しているようだ。産卵や抱卵期(間)が どのくらいか知らないが、2~3週間後が楽しみだ。
鳩たちは散策路の河原や公園などその辺にたくさんい、土鳩に混じりキジバトも時々目につきます。
でも鳴声の大多数は土鳩の“ククック・クック”! キジバトの”デデッ・ポッポ”は、かのころの懐かしさを感じました。
赤ちゃん子が生まれ育ち、飛びたつ日が来ること願い日々お楽しみに!Byオグリ
コメント、ありがとう。山茶花の枝は細くて、
巣作りには 余りいい場所ではないのだが、他に
適当な枝のある木がなかったのでしょう。
途中で、壊れたり何かカラスなどに壊されたり
大きな風雨にやられたりせず、無事に子鳩の誕生
が迎えられる日を願っています。(KY)